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頚椎ヘルニアにお風呂は良い?痛みが悪化する?

 

頚椎ヘルニアにお風呂は良い?

痛みが悪化する?

 

頚椎ヘルニアがお風呂で悪化した奈良県大和高田市の男性

最近肩こりだけじゃなくて腕まで痺れが出たり痛みを感じるようになったので、病院で検査を受けてみると「頚椎椎間板ヘルニアですね」と言われたけれど、こんな頚椎椎間板ヘルニアの時にはお風呂って入っていいのかな?と、悩んでいませんか?

 

当店に頚椎ヘルニアの症状で悩んで来店される方にもたまに「お風呂って普通に入ってもいいんですか?」といった質問されることがあります。

 

温める方がいいような気もするけれど、でも痺れも感じる時に温めていいのかな?と疑問に思っての質問だと思います。

 

そこで今回は、頚椎椎間板ヘルニアの時にお風呂は良いのか?悪いのか?についてお伝えしていきます。

 

 

頸椎椎間板ヘルニアの時にお風呂は痛みの緩和につながる

頸椎椎間板ヘルニアの時にお風呂に入ることは良いのか?悪いのか?というと、基本的にはお風呂で温めることは症状の緩和に効果的であると考えています。

 

そもそも頸椎椎間板ヘルニアは首の骨と骨の間にある椎間板と呼ばれるクッションが潰れて飛び出した状態ですが、この飛び出した椎間板の部分をピンポイントで温められたとして、それで椎間板がより潰れて飛び出たり、反対に引っ込んだりといった変化は起こりません。

 

つまりお風呂に入ったところで、頚椎のヘルニアの部分には特に変化が起こらないんです。

 

それでも頚椎椎間板ヘルニアの時にお風呂に入ると症状が緩和されるのか?というと、「筋肉の血行が良くなる」「ストレスの緩和作用」「睡眠の質が高まる」の3つの効能がお風呂に入ることで得られるからです。

 

●筋肉の血行がよくなる

頸椎椎間板ヘルニアの痛みや痺れといった症状は、飛び出したヘルニアだけで起こっているのではなく、周囲の首や肩の筋肉の状態が大きく関わっています。

 

肩や首の筋肉が硬く緊張してしまうと血液の巡りが悪くなるため、疲労物質などの老廃物が溜まってしまい、それが神経を刺激することで余計に痛みや痺れを強くしてしまいます。

 

また、首や肩の筋肉が硬くなってしまうと頭を支えることに支障がでて、本来であれば首や肩の筋肉が支えていた分が椎間板に余計かかったり、肩や首の筋肉が緊張し縮まろうとすると椎間板を潰すように負荷がかかってしまいます。

 

このように首や肩の筋肉が緊張し硬くなると、頚椎椎間板ヘルニアの症状を悪化させてしまうため、お風呂に入って温めることで血流がよくなれば、筋肉に酸素がいきわたり栄養成分が患部にも巡ると筋肉が回復し、頚椎ヘルニアの痛みや痺れなどの症状が和らぎます。

 

●ストレスの緩和作用

湯船のゆっくりつかることは基本的に、心身にリラックス効果をもたらしストレスを緩和させてくれます。

 

ストレスも頚椎ヘルニアの症状を悪化させてしまう要因なんですが、ストレスが蓄積していると自立神経が乱れ交感神経が優位になってしまいます。

 

すると、本来痛みを感じると脳はドーパミンと呼ばれる物質を出し痛みを緩和させるよう働くんですが、これが交感神経が優位の時にはドーパミンが分泌されにくくなるため、痛みを一層強く感じてしまうんです。

 

これがお風呂に入ってストレスが緩和されることで、交感神経の働きが抑えられ、結果痛みなどの症状を和らげてくれるんです。

 

●睡眠の質が高まる

しっかりした睡眠で自然治癒力を高めることは、頚椎椎間板ヘルニアの改善にもやはり大切なことです。

 

人の体は、お風呂で温め上がった体温が下がってくるときに眠気を感じるようになっています。

 

つまりお風呂に入ることで眠気を促し、その時にしっかり体を休めることで睡眠の質が高まり、自然治癒力を高めることができるのです。

 

 

中にはお風呂に入ると悪化する人もいる

お風呂で頚椎ヘルニアが良くなった奈良県葛城市の女性

ここまでお風呂に入ることで頚椎ヘルニアの症状が緩和される理由などについてお伝えしてきましたが、とは言ってもすべての人に当てはまるわけではなく、頚椎ヘルニアの方の中にはお風呂に入ることで症状が悪化してしまう人もいます。

 

ここからは、お風呂に入ることで頸椎椎間板ヘルニアが悪化してしまう要因についてお伝えします。

 

●炎症があるとき

頸椎椎間板ヘルニアの症状がある方で、特に痛みや痺れがかなり強く出ている人の中には、痛みのある患部が炎症を起こしている時があります。

 

「炎症」というのは字のごとく簡単に言えば患部が熱を持っている状態で、そこにお風呂に入って熱を加えることで炎症が悪化してしまうと、痛みや痺れなどの症状を悪化させてしまいます。

 

なので、あまりにも痛みが強い時には炎症を起こしている可能性があるので、お風呂は避けるほうがいいでしょう。

 

●ウイルスなどによって痛みが出ている時

インフルエンザの時などに関節が痛くなったという経験があるかもしれませんが、ウイルスによって頚椎ヘルニアの症状も悪化してしまうことがあります。

 

こんな時も、痛みを感じる部分を温めることで症状が悪化してしまうことがあります。

 

●長時間の入浴

長時間の入浴で患部を温めすぎてしまうと、先ほどお伝えしたように熱がこもってしまうと痛みや痺れなどの症状が悪化してしまうことがあります。

 

また温まりすぎた部分はその後、体の調節機能によって冷やそうと働くので、次の日などに痛みが増してしまうことがあります。

 

 

お風呂が良いか悪いかの判断方法

頚椎ヘルニアでお風呂に入る奈良県御所市の会社員

ここまでお伝えしてきたように、お風呂に入ることで頸椎椎間板ヘルニアの痛みが緩和する人もいれば、中には悪化してしまう場合もあります。

それじゃあお風呂が良いのか?悪いのか?の判断方法は?というと、ちょっと無責任な答えになりますが、一度お風呂に入ってもらって、そのあとに頸椎椎間板ヘルニアの症状が悪化しないかを見てもらうのが一番です。

 

お風呂で体を温めて頚椎ヘルニアの痛みや痺れが減少したり、特に症状に変化がないのであれば、お風呂に入ってもらっても問題ありません。

 

反対にお風呂に入ることで痛みは増したり、その時には少し楽になったとしても、夜寝ている時に痛みが増して目が覚めるなんて時には、湯舟は避けてできるだけ患部を温めないように短時間で体を洗ってもらえればと考えています。

 

あと、頚椎ヘルニアの時にお風呂に入る時のポイントとしては、上記でもお伝えしたように長時間の入浴は避け、またあまり高温の湯船につかっても交感神経が高まり痛みが増しやすくなったり、眠りが浅くなることがあるので注意してください。

 

 

しっかり治療を行ってください

最後に頚椎ヘルニアの痛みや痺れに悩まれている時にはしっかり治療を受けることをお勧めします。

 

お風呂も確かに頚椎ヘルニアに影響を与えますが、お風呂に入ったから頚椎ヘルニアが治るとか、治らないとかそんな単純なことではありません。

 

そういった表面的なことだけでなくしっかり根本的な部分(椎間板を潰してしまう原因や頚椎ヘルニアを発症させてしまう首のカーブの減少など)から治療を行って行かないと、症状が慢性化したり、痛みがどんどん悪化してしまうことがあるからです。

 

 

まとめ

病院で頚椎椎間板ヘルニアと言われた時に、お風呂って良いのかな?悪いのかな?と悩まれる方もいると思います。

 

基本的にはお風呂に入ることは頚椎ヘルニアの症状を緩和させるために効果的です。

 

これは、「筋肉の血行が良くなる」「ストレスの緩和作用」「睡眠の質が高まる」といった効能がお風呂に入ることで得られるからです。

 

ですが中にはお風呂に入ることで症状が悪化してしまうこともあるため、一度実際にお風呂に入ってもらって、そのあとに頸椎椎間板ヘルニアの症状が悪化しないかを見てもらうのが一番だと考えられます。

 

お風呂に入る際には長時間の入浴は避け、高温の湯船につからないように気を付けてくださいね。

 

 

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記事提供者プロフィール


 

 

かんばし まさとし

 

奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長

 

お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。

その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。

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