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牽引しても変わらない頸椎ヘルニアの痛みが改善

 

牽引しても変わらない

頚椎ヘルニアの痛みが改善

 

頸椎ヘルニアに悩む奈良県大和高田市の女性

突然肩から腕にかけて痛みがでてきて、咳をしても痛いし寝るの辛くて…といった症状で悩んでいませんか?

 

こういった症状であわてて病院へ行って検査してもらうと、頚椎ヘルニアと言われたり、頚椎の骨と骨の間隔が狭くなっていると言われることも非常に多いです。

 

中には検査で頚椎椎間板ヘルニアと診断されると手術を勧められる人もいますが、まずは薬と牽引などで様子を見ようと言われる人が多いです。

 

その牽引で首から腕の痛みや痺れが取れればいいんですが、なかなかそうならない人も少なくありません。

 

今回当店に来られたこの方も、病院で頚椎の骨と骨の間隔が狭くなり椎間板が飛び出ていると言われて、リハビリで首を牽引してもらうものの一向に良くならないという事悩まれていました。

 

牽引しても変わらない寝るのも大変な痛みが改善

〈動画から一部抜粋 〉

整形で首のレントゲンを撮って、頚椎の3番目と4番目、6番目と7番目の骨の間隔が狭くなっていて椎間板がでてきて、頚椎がちょっとずれていて症状がでているという事で、

肩甲骨から左のひじにかけての痛みがあり、寝るのも大変で咳をしても痛みが走る状態でした

整形外科では頚椎の牽引をしたんですが、一時的には楽になるんですが日がたつと戻ってしまいました。

 

 

今はもうほとんど症状はないです。普段の生活もできますし、寝るのも全然苦にならないし大丈夫になりました

整形外科の方は機械でひっぱるだけでしたが、こちらは筋肉ほぐしてくれたりそういったところが全然違いましたね。

※お客様の感想であり、効果効能を保障するものではありません。

 

このお客様のように、頚椎椎間板ヘルニアと診断されて牽引をするものの、思うように症状が改善せずに痛みに苦しんでいる人もいると思いますので、今回はどうしてく首の牽引で症状が改善しないのか?当店ではそんなお客様にどういったことをおこなっていったのか?などについてお伝えしていきます。

 

 

なぜ首の牽引をしているのによくならなかったのか?

ではどうして首の牽引をしているのに頚椎椎間板ヘルニアが治らないことがあるのか?なんですが、これに対してまずは2つのことを知っていただく必要があります。

 

●骨と骨の間隔は牽引で元には戻らない

そもそもあなたは牽引に対してどのような効果があると思われていますか?

今回当店に来店された方のように、首の骨の骨の間隔が狭くなっているんだから、そこを引っ張ることでその狭くなった間隔が開いていき、元に戻っていくイメージされている人もいるんじゃないでしょうか?

 

残念なことに、牽引によっては骨と骨の間隔が元に戻ることはありません。

 

これは骨と骨の間隔が元に戻るということは、骨と骨の間に存在するクッションの役割を担う椎間板が、元の形に再生することが必要となりますが、現代の医学では椎間板の再生は不可能です。

 

なので牽引にしても椎間板の再生は当然おこなわれないため、骨と骨の間隔が元に戻らないんです。

 

●牽引で椎間板は引っ込まない

頚椎椎間板ヘルニアというのは、頚椎(首の骨)の間にある椎間板が潰れて飛び出し、神経を圧迫することで痛みや痺れなどの症状が起こると言われています。

 

なので骨と骨の間隔が元に戻らなくても、牽引で飛び出た椎間板が引っ込めばいいと思われるかもしれませんね。

 

ですが残念なことに、飛び出た椎間板も牽引によって引っ込むことはほとんどありません。

 

牽引によって椎間板ヘルニアが引っ込むと言われることもまれにありますが、実際はそこまで大きな変化が認められることはないというのが多数の見解です。

 

というのも、椎間板というのは中心に髄核と呼ばれる組織があり、その髄核を線維輪と呼ばれる組織が覆っています。

牽引で治らない頚椎椎間板ヘルニア

頚椎椎間板ヘルニアというのは、髄核が椎間板の中心から線維輪を突き破り、神経を圧迫した状態です。

 

牽引で首を引っ張ると椎間板の内圧が低くなるため、髄核が一時的に中心に引き戻されヘルニアが引っ込む形になりますが、牽引が終われば再び椎間板の内圧が高まり、破れている線維輪の所から髄核が脱出してしまいます。

 

再び髄核を脱出しないようにするためには、線維輪が修復されないといけないのですが、線維輪は血管がほとんど通っていないため、修復されることが非常に難しい組織であるため、頚椎の牽引を行っても飛び出したヘルニアは引っ込むことがなく、頚椎椎間板ヘルニアの症状が劇的に緩解するとは考えにくいんです。」

 

実際に今回来店されたお客様も、牽引によって椎間板の内圧が一時的に下がったり、下記でお伝えするように頚椎の靭帯や筋肉のマッサージ効果で一時的には楽になられていましたが、

 

 

牽引の効果とは?

牽引による効果は、筋肉や靭帯への微細な伸展収縮によるマッサージや刺激効果がもたらされ、それにより筋肉の緊張をやわらげ、局所の血行を促進させると考えられています。

 

簡単に言えば、骨と骨の間隔を元に戻したり、頸椎ヘルニアの椎間板を直接引っ込めるためではなく、あくまで首周辺の筋肉をやわらげる事を目的に行なわれているんです。

 

筋肉をやわらげる自体は悪いことではありません。頸椎ヘルニアが確認されても、それだけで症状がでるわけでなく、首や肩周辺の筋肉の状態や炎症が大きく症状にかかわるので、筋肉を整えてあげることで痛みや痺れは多くの場合改善していきます。

 

ですが、首の筋肉の状態と言うのは、首周辺だけでなく他の部分の影響をうけるために、いくら首だけ治療しても効果が薄く、すぐに戻ってしまう事が少なくありません。

 

 

首以外も見る必要がある

上記でお伝えしたように、頚椎椎間板ヘルニアの症状を改善するためには単純に首だけを牽引すればいいわけでなく、首はもちろんそれ以外の部分にも目を向ける必要があります。

 

首や頭は独立して宙に浮いているわけではなく、足から骨盤、胴体、背中とつながっているため、それらの影響を大きく受けるためです。

 

今回当店に来られた方を例にすると、この方は立つときにお腹(骨盤)を突き出して背中が反ってしまっていて、その反った体のバランスをとるために頭を前に突き出されていました。

頸椎ヘルニアで寝れない奈良県御所市の男性

頭の位置が前にでてしまうと、首にかかる負担は本来の正常な位置にある時よりも何倍にも膨れ上がります。これは前に出た頭を落とさないようにするために、肩や首の筋肉で頭を支え続けなくてはならないからです。

 

さらに前に突き出された頭のせいで、頚椎(首の骨)は本来ある前弯のカーブが減少してしまいます。下のイラストの左のような状態ですね。

けん引しても頚椎ヘルニアが治らない大和高田市の女性

本来であれば、頚椎の前弯のカーブが頭の重たさを分散してくれるんですが、そのカーブがなくなることで、頭の重たさが頚椎に直接かかることで負担がものすごく大きくなってしまいます。

 

つまりこのような姿勢で日常生活をしていると、首や椎間板に常に大きな負担がかかり、それが積み重なることで椎間板がつぶされて突出し、頸椎ヘルニアを発症してしまうんです。

 

これをいくら首だけ牽引して首の筋肉をやわらげたところで、頭の位置が前にあるままだとまた首の筋肉に負担がかかり硬くなってしまうため、牽引では一時しのぎにしかならなかったんです。

 

 

当店ではどんなことをおこなったのか?

なので当店では、牽引では症状が改善しなかったこのお客様に対して、頚椎椎間板ヘルニアだからと言って首だけでなく、頚椎のカーブを減少させ、頭の位置を前に出して首に負担をかけてしまっている原因の、突き出された骨盤から整えていきました。

 

骨盤は背骨の土台ともいえる部分で、この骨盤が整っていなければ、その上に乗っかる背骨も骨盤に合わせてバランスをとるために歪んでしまうためです。

 

そして骨盤を整えるために頸椎ヘルニアなんですが、骨盤を引っ張ってゆがめている足やお尻の筋肉、腰の奥の筋肉を緩めていったんです。

 

当然、首や肩周辺は何もしなくていいと言うわけではないので、同時に首や肩周辺の筋肉、あとは頭の位置を本来の位置に戻すために関係の深い胸の筋肉も整えていきました。

 

さらに日常生活での正しい姿勢のとりかたや注意点をお伝えし実践して頂きました。

 

 

頭の位置とかかわりの深い胸の筋肉

上記で頭の位置が前に出てしまうと、頚椎に負担がかかりやすくなることをお伝えしましたが、頭を前に出す原因は何も骨盤だけでなく、胸の筋肉も大きく関わっているんです。

 

胸の筋肉は肩甲骨にもついているため、緊張して硬くなると肩甲骨を前に引っ張ります。

 

すると肩の位置は前に出てしまい、一般的に言われる「巻き肩」という状態になります。

牽引で頚椎椎間板ヘルニアが治らない大和高田市の男性

上の写真のように肩を前に出してみてもらうとわかりやすいんですが、この状態で頭をまっすぐに保つのはものすごくしんどくて、頭も一緒に前に出やすくなってしまうんです。

 

つまり胸の筋肉が硬くなってしまっていると、頭の位置も前に出て頚椎に負担がかかりやすいため、頚椎椎間板ヘルニアの症状が治りにくいということです。

 

なので当店では、頚椎椎間板ヘルニアの症状が牽引で治らないと来店されたお客様に、このような一見頚椎と離れた部分の施術も行っていきました。

 

 

牽引によって頚椎椎間板ヘルニアは悪化の危険がある

上記で牽引で頚椎椎間板ヘルニアが治らない理由や、牽引の効果などをお伝えしましたが、もう一つ知っておいてほしいのが、牽引は頚椎椎間板ヘルニアの症状を悪化させてしまうことがあるということです。

 

頚椎椎間板ヘルニアというのは簡単に言ってしまうと、頚椎に負荷をかけすぎたことによって発症してしまう傷病ともいえます。

 

そして牽引というのは強い力で首を引っ張るわけですから、頚椎にとっては大きな負荷がかかってしまうわけです。

 

首に負荷がかかり続けたことで発生した頚椎椎間板ヘルニアに、牽引で負荷をかけ続ける…。もちろん上記でお伝えしたように靭帯や筋肉にマッサージ効果を与えて、緊張を和らげ血液の巡りを良くしてくれることもあるでしょう。

 

ですが刺激も度が過ぎれば頚椎にとっては負担にしかならず、牽引によって筋肉や靭帯に微小の傷を作ってしまう可能性だってあるわけです。

 

頚椎椎間板ヘルニアの症状は、周りの靭帯や筋肉の影響を大きく受けるため、牽引で靭帯や筋肉に負担がかかれば症状が悪化することもあります。

 

このように牽引は必ずしもベストな治療法ではないため、もし実際におこなってみて、痛みがましたり痺れが強まった時には、施術者に相談したり中断するようにしてください。

 

せっかくなのでほかの治療方法についてもお伝えさせてもらうと、上記でお伝えしたように牽引のように強い力で頚椎に何らかの負荷をかけてしまうと症状が悪化することがあるということは、他の治療方法にしても、頚椎椎間板ヘルニアの時にはあまり強い刺激の治療は適さないと考えられます。

 

特に痛みや痺れといった症状が強くなった急性期の時に、首にそれこそグイグイと力いっぱい押すようなマッサージを行うと、症状が悪化してしまうケースが非常に多いので気を付けてください。

 

 

日常生活で注意していただいたこと

牽引で治らない頸椎ヘルニアに悩む女性

ここからは実際に日常生活で注意して頂いたことについてお伝えしていきます。

 

いくら治療や施術を受けているといっても、そもそも頚椎椎間板ヘルニアを発症してしまったのは、今までの日常生活の繰り返しによってです。

 

なので同じような日常生活で頚椎に負荷をかけ続けてしまうと、頚椎椎間板ヘルニアの治りが遅くなったり、思うように治らないこともあるでしょう。

 

そのため、頸椎椎間板ヘルニアを治すためには、牽引がどうこうとか治療方法がどうこうとか以外にも、普段の生活の習慣や行動を見直す必要があります。

 

頚椎椎間板ヘルニアで首や肩から腕が痛くて痺れると言う方は参考にしてみてください。

 

枕の下にタオルを置く

動画のお話でもある様に、この方は寝る時にも痛みを感じて苦労されていたので枕の下にタオルを置いてもらいました。

 

頸椎ヘルニアではそれ専用の枕も販売されているように、寝方やマットレスの硬さ以上に枕の形や高さが重要になってきます。

 

特に多くの同じような症状の人を見せて頂いてきて、枕の高さを調節することで夜が寝やすくなる人がひじょうに多いです。

 

そしてそれも低くより高くすることで、痛みなく寝ることができる人が大半です。

なので枕を買う前にまずは今使っている枕の下にタオルを1~2枚ほど重ねて置いて寝てみてください。

(中には枕を高くすることで症状が悪化される人もいるので、痛み増す場合はタオルをとってくださいね。)

 

あと頚椎椎間板ヘルニアの時の枕で高さだけでなく重要になるのが横幅です。

 

横幅が狭く寝返りをうった際に枕がずれてしまったり、枕から頭が落ちてしまうようだと、寝ている時に頚椎に負担がかかることになります。

 

椅子に座るときは深く腰掛ける

このお客様もそうでしたが、最近ではデスクワークやパソコンでの作業での作業が多い人も沢山いらっしゃいます。

 

なので一日の間で椅子に座っている時間がかなり長い人も珍しくありません。

 

椅子に座るときに浅く腰掛けてしまうと、背中が丸まりやすくなってしまい、背中(背骨)が丸くなると背骨のS字カーブが崩れて、頚椎の前弯のカーブも減少してしまいます。

 

上記に書いたように、頚椎の前弯のカーブが減少してしまうと首にかかる負担が大きくなるので、深く腰掛け背中が丸まらないように注意してください。

 

もちろん浅く腰かけてもかまいません。大切なのは背骨のS字カーブを保つことなので、浅く座ってもカーブが保たれ散るならば問題はありません。

 

背骨のS字カーブを保って座るためのポイントは坐骨座りと言われることもありますが、骨盤を立てて座ることです。

 

●車のシートの位置を調整する

この方の場合、仕事で車に乗ることも多かったのでシートの位置にも注意するようにお伝えしました。車のシートの位置によっても首にかかる負担が変わってきます。

 

シートが後ろにありすぎると足が前方に伸びてしまい、腰から背中が丸まって首に負担がかかりやすくなります。

 

かといってシートの位置が前にすればするほどいいのか?と言うとそんなこともなく、あまりハンドルと体の距離が窮屈になってしまっても、肩周りに無駄な力が入りやすくなったり、腰を反ってしまってこれも首に負担をかけることになります。

 

それこそ足の長さや身長は人によって違うので一概には言えませんが、運転していて腕や肩などに痛みの少ないところへシートの位置をちょうせつしてみてください。

 

●運転中後ろを振り向く際には首だけ捻らない

車の運転関連で頚椎椎間板ヘルニアの時に気を付けていただきたいのが、バックなどの際に後ろをふり向くときです。

 

特に痛みや痺れなど頚椎椎間板ヘルニアの症状がないときにはそれほど振り向く動作を意識したことはなかったと思いますが、首だけを捻って後ろを向くと、頚椎には大きな負担となります。

 

なので車の運転中に後ろを振り返るときには、まず捻りたい側へ重心を移動させ、背すじを伸ばしたままで、捻りたい側の腕をハンドルから離して肩を大きく後ろに引いて頭だけでなく体ごと後ろを向くようにしてください。

牽引で頚椎ヘルニアが変わらない奈良県御所市の男性
頚椎ヘルニアを牽引以外で治す方法

こうすることで車の運転中に後ろを向くときにも、頚椎にかかる負担を少なくすることができます。

 

普段から車の運転が多いという方は、意識しておこなってみてください。

 

●お腹とお尻に力を入れる

上記でも背骨のS字カーブを保って、頚椎の前弯のカーブを保つことが頚椎椎間板ヘルニアの症状を改善するために大切であると伝えましたが、そうはいってもなかなか姿勢をただし続けられない…なんて人もいるでしょう。

 

姿勢を正す時にポイントとなるのが腹圧です。

 

人の体は構造的に肋骨の下には骨がなくて、腰の部分は背骨だけで上半身を支えるような構造になっています。このため支えの少ない腰の部分を丸めたり、反対に反らしたりしやすく、これによって姿勢が崩れて頚椎のカーブにも影響を与えてしまいます。

 

これが腹圧が安定することで、その腹圧がお腹側から上半身を支えてくれるため、背筋が伸びて正しい姿勢を取りやすく持続しやすくなります。

 

そのために普段の生活から少し下腹の奥に力を入れ、お尻の穴を閉めるように意識してみてください。

 

それによって頭の位置が本来の一番肩や首に負担の少ない位置にきますので頚椎にかかる負担が軽減し、牽引で治らないような頚椎椎間板ヘルニアの改善にも役立ちます。

 

●適度に体を動かす

運転やデスクワークが多いという方は、どうしても同じ姿勢が長時間続くことが少なくないでしょう。

 

同じ姿勢が続き、体を動かすことが極端に減ってしまうと、例え姿勢を正して座っていたとしても、同じ部分ばかりに負担がかかってしまうため、そこから体のバランスが崩れ頚椎椎間板ヘルニアを悪化させてしまうことがあります。

 

さらに体を動かさないということは、筋肉が伸び縮みしなくなることでもあるため、筋肉の持つ血液を送るポンプの働きができなくなり、血液の巡りが悪くなってしまいます。

 

すると新鮮な酸素や栄養が送られず、疲労物質などの老廃物が蓄積することで痛みや痺れなどの症状が悪化しやすくなります。

 

車の運転ならば途中で休憩をとるようにして、休憩中はいったん車から降りて全身を動かしたり、デスクワークの時にも、意識的に立ち上がって体を動かすことをおこなってください。

 

ただし体を動かすといっても、激しい運動をしてくださいということではありません。

 

痛みや痺れといった頚椎椎間板ヘルニアの症状が強いときに、体を動かしすぎるとそれ自体が頚椎にとって負担となり、症状が悪化するケースが多いんです。

 

今回来店いただいたお客様の場合も、最初は常に痛みや痺れを感じて咳をするだけで痛みが響くということだったので、運動は避けていただき、そのかわり日常生活で意識的に、例えば駐車場に車を止めるときには目的地から少し離れたところに止めるようにしてもらったり、家にいる時にも座りっぱなしにならずに、合間合間で立ち上がったり家の中を少し歩いてもらうようにお伝えしました。

 

 

手術が必要な頚椎椎間板ヘルニアもある

牽引で頚椎椎間板ヘルニアが治らない奈良県大和高田市の女性

頚椎椎間板ヘルニアと診断されても、実際に手術をしないと治らないといったケースはそれほど多くありません。

 

これは突出した椎間板は時間の経過とともにマクロファージによって吸収されたり、椎間板の突出があっても炎症がなくなり筋肉や靭帯を整えることで症状は消失する人が非常に多いためです。

 

ですがどんな頚椎椎間板ヘルニアであっても手術をしなくていいというわけではありません。

 

痛みや痺れが強く出始め2~3週間たっても一向に症状が変わらず生活もままならない、握力が極端に低下してしまっている、膀胱直腸障害がみられる場合などは手術をお勧めしています。

 

 

まとめ

病院で頚椎椎間板ヘルニアと診断された人の多くが、牽引をしましょうといったことを言われるでしょう。

 

確かに骨と骨が狭くなり、椎間板が突出して頚椎椎間板ヘルニアが発生しているのであれば、首を牽引することで間隔が広まり椎間板がへっこむように思いますよね。

 

ですが実際には牽引とはあくまで頸椎椎間板ヘルニアの狭くなった骨と骨の間を引っ張って元に戻すためのものではありません。筋肉の緊張を和らげて症状の軽減を目的とされているんです。

 

そして頸椎椎間板ヘルニアになる原因(首に負担をかける原因)は決して首だけ治療すればいいというものではなく、骨盤のゆがみや姿勢なども大きく関係しており、同時に治療していく必要があるんです。

 

それらを無視して牽引だけを繰り返しても、今回来店されたお客様のように治らない…ということがおこってしまいます。

 

それどころか、頚椎の牽引は時に症状を悪化させてしまうこともあるため、牽引をして痛みや痺れが強くなった時には、施術者に相談したり中断するようにしてください。

 

当店にはこのお客様のように牽引をおこなってもなかなかよくならない…と悩まれる人も多々来店されています。もし病院で頸椎椎間板ヘルニアと言われ、リハビリを受けているけど一向に良くならないという時には一度ご相談ください。

 

 

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記事提供者プロフィール


 

 

かんばし まさとし

 

奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長

 

お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。

その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。

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