神橋筋整体院
その肩こりの症状本当は頸椎ヘルニアかも
長年肩こりで最近はデスクワーク中に腕がだるくなったり、寝ているときに肩や首に痛みが出てきてぐっすり寝られないと悩んでいませんか？
肩こりのひどい人の中には首の付け根の筋肉が硬くなることで頭痛が出てきたり、肩が重くて気分が悪くなる方もいるのは確かです。
なんですが、そのひどい症状は本当に肩こりなんでしょうか？
長年ひどい肩こりだと思われていた人の中には、実は肩こりによって症状が出ているのではなく頸椎症頸椎ヘルニアが原因で不快な症状が出ていたという事も珍しくないんです。
なので今回は頸椎椎間板ヘルニアと肩こりとの違いについてお伝えしていきます。
なかなか治らない肩こりに悩まれている方は一度参考にしてみてくださいね。
肩こりとは
そもそも肩こりと言うのは、首や肩、背中周辺の筋肉が硬くなってしまい、血液の巡りが悪くなって新鮮な酸素やエネルギーが送られてこなくなり、また老廃物や疲労物質も流れていかずに蓄積することによって神経を刺激しダルさなどの不快感を感じさせ、筋肉をさらに緊張し硬くさせていくといった悪循環の事を言います。
肩や首周辺の筋肉が硬くなってしまう原因は様々で、姿勢の悪さやパソコンやキーボード操作による手や腕の使い過ぎ、長時間同じ体勢で動くことが少なかったり、座り方が悪かったり、長時間の読書で目を疲労させたり、こういったことが肩や首周辺の筋肉を硬くしてしまいます。
頚椎椎間板ヘルニアとは
頚椎椎間板ヘルニアとは、頚椎(首の骨)の骨と骨との間にある椎間板と言われるクッションが潰され飛び出て、首の神経を圧迫することで発症されます。
首の神経は首や肩、背中や腕、指を支配しているため、これらに痺れや痛みなどを発症させます。
頚椎の椎間板は事故や転倒などの強い外力が加わることを除くと、急に潰れることはほぼほぼありません。症状はある日突然出たとしてもそれ以前から頚椎に負担がかかり続けたことによって発症します。
頚椎椎間板ヘルニアと肩こりの違い
肩や首の痛ダルさや重たさなど、肩こりと頸椎椎間板ヘルニアには似たような所見もあり、上記で書いたように長年の肩こりだと思っていた人の中には実は頸椎ヘルニアだったという方も少なくありません。
ここからは肩こりと頸椎椎間板ヘルニアの違いについてお伝えしていきます。
●頭を後ろに倒すときに症状が悪化する
頭を後ろに倒す(上を見上げる)ような動作は身体の構造上、首の神経を圧迫する動作であるために、頸椎ヘルニアが原因で症状が発症している人の場合、痛みが出たり症状が悪化することが非常に多いです。
とは言ったものの必ずしも頸椎ヘルニアの人が症状が悪化するかというと、軽度の場合などはそうでないこともあり、回旋(首を横に回す)などでも症状が悪化される人も中にはいらっしゃいます。
ですが頭を動かしたときに「必ず痛みが出る」「症状が悪化する」という人は注意してください。
●首や肩以外に腕や手に痛みが発症しているか
頸椎ヘルニアの人は、首や肩以外に腕や手に痛みや痺れを発症されていることが非常に多いです。
そして一般的に言われる肩こりでは腕や手などの症状は起こりにくいため、頸椎ヘルニアの可能性が高くなります。
また頸椎ヘルニアでなくても、肩の位置が前にいってしまっていて胸郭が狭くなっていたりした場合は腕や手にも痛みや痺れが出てしまうことがありますが、この場合も単純な肩こりではないために、専門家に診てもらったり専門の治療が必要となります。
●寝ている時に痛みが発症する
頸椎ヘルニアの症状は夜間や朝方など寝ていても痛みを発症することが非常に多く、そのために睡眠不足になっている人もいます。
ひどい肩こりの人の中には、横になると気分が悪くなって眠りにくいといった症状がある場合もありますが、痛みが続いて眠れないということは稀なため、眠るのも苦痛になるほどの痛みが首や肩、腕にある場合は頸椎ヘルニアによって発症している可能性が高いです。
●運動後に悪化することが多い
単純な肩こりは、血液の流れが悪くなることで筋肉が硬くなり症状を発症しているため、軽い運動で筋肉を動かしてあげることで軽減することが多いです。
ですが頸椎ヘルニアの場合、血液の流れが悪くなり発症しているわけではないので、運動によっても症状に変化がないことが多く、反対に悪化してしまうこともあります。
●マッサージの後に症状が悪化する
運動の時のように、単純な肩こりは筋肉をもみほぐしてあげて血液の巡りをよくすることで一時だけでも軽減することが多いです。
頸椎ヘルニアの場合はマッサージなど強い刺激を受けても症状がほとんど軽減しないことが多く、悪化してしまうことも少なくありません。
肩こりの人も揉み返しを起こすこともありますが、肩こりの場合は肩や腕の痛みが増すことはほとんどありません。
まとめ
あなたが長年ひどい肩こりだと思っていた症状が、実は頸椎ヘルニアによって起こっていることがあります。
どちらも姿勢の悪さや、デスクワークでの腕の使い過ぎ、運動不足など原因が共通した部分もありますが、やはり改善方法が異なってきます。
なので単純な肩こりだと思ってストレッチや治療をおこなっていても、実は頸椎ヘルニアが原因で症状が出てしまっていた場合、なかなか効果が出ず改善していきません。
上記の違いを参考に、単純な肩こりではなさそうと感じたときは適切な治療を受けるために、専門知識のある病院や治療院に相談してみてくださいね。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの８割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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