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頸椎症、頸椎ヘルニアで頭痛や吐き気、めまいが出る理由

 

頸椎症、頸椎ヘルニアで

頭痛や吐き気、めまいが出る理由

 

頸椎ヘルニアで頭痛のある奈良県香芝市の男性

首や肩に痛みを感じたり、肩から腕にかけて痺れや何とも言い難い痛だるさを感じ、病院で診てもらったら、頚椎症または頸椎ヘルニアという診断を受けた方もいるでしょう。

 

そういった頸椎症や頸椎ヘルニアの方の中には「頭痛・めまい・吐き気」などの症状を感じられる方は少なくありません。

 

ただそのことをお医者さんに話すと、流されたり、薬だけ出されたり、他の科の受診を勧められることが多いようです。

 

ですが本当に頸椎症・頸椎ヘルニアと頭痛・吐き気・めまいといった症状は無関係なのか?今回はそのあたりについてお伝えしていきますね。

 

 

頸椎症・頸椎ヘルニアと「めまい、頭痛、吐き気」の関係

結論を先にいってしまうと、頸椎症や頸椎ヘルニアによって「めまい、頭痛、吐き気」といった症状が起こることがあります。

 

これは頚椎の変形や椎間板の変性によって、首周辺をはしる自律神経が圧迫されると、交感神経の緊張が起き首の血流が滞ってしまい、耳への血流も悪くなり、平衡感覚をつかさどる三半規管が正常に働かなくなるために、めまいや吐き気を引き起こすことがあると考えられるからです。

 

また自立神経が圧迫され、交感神経が緊張し首の血流が滞れば、頭痛を引き起こすことも考えられます。

 

また、頸椎症・頸椎ヘルニアと言うのは簡単に言ってしまえば、首に負担がかかりすぎたことにより、骨に変形が出たり、骨と骨の間隔が狭くなって椎間板が飛び出し発症しているわけですよね?

(これは例え加齢であっても、症状が出る人とそうでない人がいるのは、加齢だけの問題でなく、首に負担がかかるような生活をしていたか?によります。)

つまり、首や肩周辺の筋肉にも頸椎症や頸椎ヘルニアを発症している方は負担がかかっているわけで、これによって頭痛、めまい、吐き気といった症状を発症することが多いんです。

 

このように頸椎症・頸椎ヘルニアと「めまい、頭痛、吐き気」といった症状の関係は非常に深いと言えます。

 

 

どうして「めまい、頭痛、吐き気」がでるのか?

頸椎症で吐き気のある女性

では、どうして首や肩周辺の筋肉に負担がかかると「めまい、吐き気、頭痛」といった症状が出るのかお伝えしていきます。

 

●めまい、吐き気は椎骨動脈が関係している

めまいや吐き気は平衡感覚の異常によって発生します。

人間には頭へ血液を運ぶ血管が2つ存在し、その中の椎骨動脈と言われる血管は首の骨のすぐ近くを走っているので肩や首のコリに影響を受けます。

つまり、肩や首の筋肉が固くなってしまっていると椎骨動脈が圧迫されてしまうんです。

 

そして椎骨動脈は脳内の脳底動脈へとつながっており、椎骨動脈と脳底動脈を合わせて「椎骨脳底動脈」と言うんですが、これは平衡感覚を司る場所の血液供給を担っています。

 

なので椎骨脳底動脈の血液の循環に筋肉の緊張によって異常が発生すると、めまいや吐き気を発生することがあります。

 

●延髄が刺激され吐き気を起こすことも

嘔吐は、脳と脊髄のつなぎ目にある脳幹というところにある「延髄」という部分でコントロールされています。

 

そしてこの延髄の中にあ嘔吐中枢が刺激されたときに吐き気を催したり、嘔吐してしまう仕組みになっています。

 

この嘔吐中枢のある延髄は、頭と首の境あたりの首の付け根に存在しているため、首筋の筋肉の緊張し硬くなりこりが強くなると、自律神経にも過緊張が起きて延髄の嘔吐中枢が刺激され、気持ち悪くなり吐き気を催すことがあるんです。

 

●頭痛は筋肉の緊張によって発生する

これは耳にしたこともあると思いますが、首や肩周辺の筋肉が固くなることで首から脳へと続く血管を圧迫すると、それによって頭痛が発生します。

 

後頭神経と呼ばれる神経は首の後ろの脊柱から出てきて、頭蓋骨全体に枝分かれしていきます。

 

そのため、首の筋肉が硬く緊張し神経の根っこのところに圧力などがかかることで神経痛が発生し、頭痛が起こってしまいます。

 

また胸鎖乳突筋と言われる

奈良県香芝市の頸椎ヘルニアの男性

赤で囲った手でつかんでいる筋肉です。

この筋肉周辺には多くのリンパ節があり、この筋肉が固くなることでリンパの巡りを妨げ自律神経を乱し、頭痛うが発生するとも言われています。

 

 

このように頸椎症・頸椎ヘルニアの原因ともなる、首や肩周辺の筋肉の緊張によって「頭痛、めまい、吐き気」が発生するんです。

 

なので頸椎症・頸椎ヘルニアを持たれている方の中には頭痛や吐き気、めまいを一緒に発症させることが少なくないんです。

 

 

「めまい、頭痛、吐き気」の対処法

簡単にまとめると、頚椎症や頚椎ヘルニアの人で頭痛や吐き気、めまいなどを発生している人の場合、その原因は首や肩周辺の筋肉の緊張することで発生している可能性が高いんです。

 

なので対処法としては、そういった筋肉を整えていく必要があります。

ここでは、首周辺の筋肉の中でも特に「頭痛、吐き気、めまい」に関係の深い筋肉のストレッチをお伝えしますので参考にしてください。

 

●後頭下筋群のストレッチ

頭の付け根にあって、頭への血流に大きく関係する筋肉です。

頸椎ヘルニアで頭痛の奈良県香芝市の女性

 

軽く顎を引き利き手の親指と人差し指でV字型を作り、顎に押し当てます。

奈良県香芝市の頸椎ヘルニア整体師

反対の手で後頭部をつまむようにもって、顎にかけた手を斜め後ろに押し込みながら顎を引き込んでいきます。

十分押し込んだところで20~30秒キープしてください。

奈良県広陵町の頸椎症の男性

 

●胸鎖乳突筋のストレッチ

次に、先ほどお伝えした多くのリンパ節がある胸鎖乳突筋のストレッチです。

奈良県上牧町の頸椎症整体店内

まず正面を見まて、そして鎖骨辺りを手で軽く押さえます。

その状態で首を鎖骨を手で押さえている反対の斜め後ろに傾けていきます。
首筋の前外側にツッパリ感を感じたところで15~20秒キープしてください。

 

 

頸椎症や頸椎ヘルニア持ちの方はこれらの筋肉を長年かけて負担をかけてきている時が多いですので、時間があるときにこまめにおこなってください。

また、頭痛やめまい、吐き気の症状が強い時はストレッチなどおこなうと、症状が強く出る時があるので安静にして頂きそれ以外の時におこなってください。

 

 

ストレッチ以外の対策

ストレッチなどで硬くなった筋肉を整えて上げるのも、頚椎症・頚椎ヘルニアから起こる吐き気やめまい、頭痛を改善するためには大切ですが、やはり日常生活を見直すことも重要です。

 

頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアと言うのは、交通事故やコンタクトスポーツなどで大きな衝撃が加わった場合を除けば、大抵日常生活で首に負担がかかりそれが蓄積されることで起こっているからです。

 

ここからは日常生活での注意点についてお伝えしていきます。

 

●姿勢を正す

まずは何といっても普段の姿勢を意識することが頚椎症・頚椎ヘルニアの時に起こる頭痛・吐き気・めまいを改善、予防するために大切です。

 

姿勢は大切ということはよく耳にすると思いますが、どうして姿勢が大切なのか?というと、頭というのはかなり重たいモノで、だいたいボーリングの球位の重たさがあり、首はこの重たい頭を常に支えてくれています。

 このようにただでさえ首は常に重たい頭を支えてくれているのに、姿勢が崩れて例えば猫背になって頭が前に傾いてしまうと、首にかかる負担が何倍にも膨れ上がります。

 

一般的に言われるのが、頭が前に15度傾くと首にかかる負担は2~3倍になり、30度傾けば4倍位になるといわれています。

 

姿勢が悪ければそれだけの負担が常に首にかかることになるため、これによって頚椎症や頚椎ヘルニアを発生させたり、首の筋肉が緊張し硬くなることで吐き気やめまい、頭痛の原因にもなるんです。

 

●ストレスをため込まない

上記でもお伝えしたように、自立神経の乱れは吐き気やめまい、頭痛の発生に大きくかかわります。

 

ストレスをため込んでしまうと、自律神経が乱れてしまい交感神経が優位な状態が続きこれによって様々な症状が発生してしまうため、普段からストレスを溜め込まないよう、発散方法を模索したりストレスを減らすよう心掛けてください。

 

●目を酷使させない

首の付け根にある筋肉は目の動きと連動して働いています。そのため、目を酷使すると首の付け根の筋肉も働きっぱなしにり、段々と疲労が蓄積し筋肉が硬くなってしまい頭痛などが起こりやすくなります。

 

また目が疲れ眼球の動きが減るほど、その分首の付け根の筋肉で頭の位置を微調整するために働かなくてはならなくなるので、最近であればスマホの使いすぎなど、普段の生活で目の使い過ぎには注意してください。

 

●治療を受ける

頚椎症・頚椎椎間板ヘルニア発症の要因になり、吐き気やめまい、頭痛を引き起こしてしまうこともある原因が頚椎のカーブの減少です。

 

本来首は前弯のカーブを描いており、このカーブがあるおかげで頭の重たさを分散できるんですが、姿勢の悪さや体の歪みなどで頚椎のカーブが消失してしまうと、普段の日常生活でも首にかかる負担が大きくなり、肩や首の筋肉が硬く疲労しやすくなってしまいます。

 

そのため首のカーブに関わる骨盤のバランスや肩甲骨の歪みなど、そういったところを施術してくれる整体等に通うのも、頚椎症・頚椎椎間板ヘルニアで起こる吐き気やめまい、頭痛を改善するための一つの方法です。

 

 

まとめ

頸椎症や頸椎ヘルニアによって「めまい、頭痛、吐き気」といった症状が起こることがあります。

 

これは、頚椎症や頸椎ヘルニアによって頚椎の自律神経が圧迫され乱れてしまったり、、首の筋肉が緊張し「めまい、頭痛、吐き気」といった症状を発症させてしまうからです。

 

なので改善していくためには上記でお伝えしたストレッチなどで筋肉のケアを行ったり、日常生活で頚椎に負担がかかりにくくするよう、日常生活を見直すことが大切です。

 

ただし筋肉の緊張で頭痛、めまい、吐き気といった症状が発生されている方も多いですが、首の筋肉以外でも発生することがあるので、症状が激しい方や長年続いているという方はもう一度病院で検査してもらうことをお勧めします。

 

 

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記事提供者プロフィール


 

 

かんばし まさとし

 

奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長

 

お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。

その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。

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