病院で原因不明の手足の痺れ
手や足に最近痺れを感じるようになって慌てて病院で検査してもらったけれど、特に脳には問題が見られず、レントゲンを撮ってもらったけれどそれでも原因不明と言われてしまった…と、悩んでいませんか?
突然、手や足が痺れるようになり慌てて病院にいったものの、レントゲンやMRIを撮っても異常なしで原因不明と言われる方が時々います。
そんな時、一応病院では薬が出されるとは思いますが、それを飲んでも一向に変わらない場合はもうお手上げでどうしようもないと、その痺れと付き合って行くしかないと思われるかもしれませんね。
当店に私の母親に勧められて来店されたこの方も、そういった病院では原因不明の痺れで悩まれていました。
●8年以上前から手足のしびれに悩んでいて、病院でMRI検査等しましたがとくに異常はなく原因不明であきらめていたら、院長のお母さんにしびれの原因を指摘され、ダメもとで(少し希望を求めて)来院しました
(59才 男性)
通院しはじめて約二か月、4~5回通院してきて、手足のしびれも少しずつましになってきています。前に出気味だった左肩もだいぶ後ろへ行くようになりました。
※お客様の感想であり、効果効能を保障するものではありません。
病院では原因不明と言われてしまった手足の痺れが、どうして当店で少しずつ良くなっていったのか?今回は原因不明と言われた手足の痺れに何をおこなったのか?をお伝えします。
原因不明の手足の痺れはどこから?
手足の痺れを含め、腰痛や首痛などもそうですが、そういった症状を改善するために大切なのは、根本の原因は何なのか?をしっかり見極めることです。
でなければ、どんな治療をすればいいのか?何をしないといけないのか?そういったことが全く分からないからです。
そして手足の痺れを感じるときには一応病院でしっかり検査をおこなってもらうことは悪いことではありません。というのも割合はかなり低いですが、中には脳卒中など脳の問題で症状が起こっていることあるからです。
そして脳に問題がなければ、手足の痺れは椎間板ヘルニアや狭窄症・すべり症など神経の問題によって起こっていると考える方が非常に多いと思います。
ですが今回の来店されたお客様のように、MRIをとっても骨や椎間板に変化がなく原因不明と言われてしまうことがしばしばあります。
そんな時に知っておいてほしいのが、痺れというのは決してヘルニアや骨の変形、骨と骨の間隔がせなくなってでるものではなく、筋肉の異常によってもおこって来るんです。
大きな筋肉の断裂などはMRIでも写りますが、微少の損傷や筋硬結などはMRIやレントゲンに写ることはないため、筋肉をしっかり診ない病院では筋肉が原因で起こっている手足の痺れを原因不明と言われてしまうことがあります。
なぜ筋肉の問題で痺れが起こるのか?
えっ?筋肉によって痺れってでるの?って思われるかもしれませんが、神経の問題でなく筋肉が問題ででている痺れって本当に多々多々あるんです。
当店ではこの方に骨の治療や骨と骨の間隔を開く手術をしたわけではありません。
筋肉に施術をして整えていくことで病院で原因不明と言われ8年も苦しんでいた痺れがよくなっていったんです。
先ほど書いたように骨の変形や骨と骨の間隔が狭くなることだけが痺れの原因ではなく筋肉によっても痺れは起こってきます。
今回のお客様のケースを例えにだすと、まず腕の痺れの原因になっていたのが胸の筋肉です。
写真の赤の部分にある胸の筋肉の下を首から出た腕に行く神経や血管が通っています
そしてここの部分の筋肉が固くなってしまうと、筋肉によって圧迫され神経や血管の通り道は狭くなってしまい、それによって手に痺れが出てくるんです。
なのでこういった胸の筋肉が原因で手に痺れがでてしまっているときは、決して骨が変形しているわけでなく、あくまで筋肉の問題なんです。
同じように、お尻の筋肉が固く緊張してしまうと、腰から出た足へと向かう神経や血管が圧迫されてしまい、それによって足に痺れをだしてしまうことがあります。
筋肉の問題で起こっている痺れを改善するためには?
それじゃあ筋肉の問題で起こってしまっている手足の痺れを改善するためにはどうしたらいいのか?っていうと、やはり固くなった筋肉の緊張をとってあげることが必要となります。
その方法は運動でもヨガでも整体でもストレッチでもなんでもいいですが、経験上グイグイ強く押すようなマッサージのような手法は筋肉を傷つけてしまい、その時は一時的にましになっても後に悪化する恐れもあるので注意してください。
筋肉の問題で起こっている痺れを改善するためには?
そして筋肉を整えるのと同時に大切なのが、身体のバランスも整えてあげることです。
このお客様の感想にもちらっと書いてありますが、このお客様は方が前に出てしまっていました。
上記の写真のような状態です。このように肩が前に出てしまっている状態というのは、肩甲骨が前方外側に引っ張られて歪んでしまっている状態でもあります。
すると肩甲骨は動きが制限されてしまうため、肩甲骨につく胸の筋肉も動きが減ってしまい固くなりやすくなります。
つまり、肩甲骨の位置を戻さないと胸の筋肉だけ緩めてもまた固くなって神経や血管を圧迫してしまうため、痺れが取れなかったり再発しやすいんです。
お尻の場合は肩甲骨でなく骨盤なんですが、同じようなことが言えるため、こちらも骨盤から整えてあげないとまたすぐに神経や血管を圧迫してしまい足の痺れを引き起こしてしまいます。
当店ではそういったところから施術をおこなって言ったので、病院でも原因不明だと言われた手足の痺れが楽になっていったんです。
まとめ
手足がし痺れて病院で検査してもらったけれど異常が見当たらず、原因不明と言われてしまった…と悩んでいる人もいるでしょう。
手足の痺れと言うと、脳であったり椎間板ヘルニアや狭窄症・すべり症など骨や神経の問題だと思う方が多いでしょうが、実はそうでなくMRIやレントゲンではわからない筋肉の問題によって起こることがあります。
特に腕や手の痺れは胸の筋肉で神経や血管が圧迫され、足の痺れはお尻の筋肉が固くなることで神経や血管が圧迫されて起こりやすいです。
痺れっていうとどうしても病院ではレントゲンやMRIで骨や背骨だけを見て判断されるので、背骨の間隔や骨の異常だと思ってしまいがちですが、そこに異常がないのであればちょっと視野を広くもってみてください。
このように筋肉を整えることで改善する痺れが実際に当店でも何例もあるんです。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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