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呼吸が浅いと腰痛になる4つの原因

 

呼吸が浅いと腰痛になる4つの原因

 

呼吸が浅くて腰痛になった男性

腰痛がもう長年続いているというあなた、呼吸は浅くなっていませんか?

 

呼吸と腰痛ってあまり関係なさそうに思えますよね。確かに数時間呼吸が浅かったり、数日呼吸が浅いだけで腰痛が出るかと言うと、まぁほぼほぼ出ないでしょうね。

 

ただしこれが長年にわたってとなると話は変わってきます。特に呼吸は運動やヨガなどをしている時ならともかく、普段の生活の時に意識しておこなっている方は稀でしょう。

多くの人が習慣によって毎日同じようにおこなっているはずです。

言いかえると、浅い呼吸が習慣になってしまっている方は、長年の間その浅い呼吸をおこなっている可能性が非常に高いと言うことです。

 

今回は呼吸の浅さが腰痛に関係する4つの原因をお伝えしていきます。

 

 

1、呼吸が浅くなると姿勢が崩れる

呼吸をする際に使われるのが肺や心臓が入っている胸腔と大腸や小腸が入っている腹腔との境い目にある横隔膜と言う筋肉です。

焼き肉で食べることのあるハラミの部分です。

呼吸が浅くて腰痛になる

だいたい上のイラストの赤とオレンジの線の部分にある筋肉です。

 

酸素を取り入れるところは肺ということはご存知だと思いますが、この肺自身は自分で膨らんだり縮んだりすることはできません。

なので横隔膜が下げたり肋骨の筋肉を使うことによって胸腔の圧を変化させ肺が膨らみ、体の中に酸素が取り込まれます。

 

そして呼吸が浅くなってしまうと、呼吸の時に使う横隔膜や肋骨の筋肉が使われなくなり、だんだんと硬く縮んでしまいます。

 

横隔膜や肋骨の筋肉が縮んでしまうと、その筋肉に骨が引っ張られて肩を丸めて猫背のような姿勢になってしまうんです。

奈良県大和高田市の腰痛男性

こうなると普段の生活から背中が丸まってしまうので、同じような生活をしていても腰に負担がかかりやすくなり腰痛が発症しやすくなってしまいます。

 

 

2、お腹周りの筋肉が使えず腹圧が下がる

呼吸をするときにお腹を触ってもらうとわずかに動いているのがわかると思います。

つまり呼吸の際にはお腹の筋肉も使うんですが、これが呼吸が浅くなってしまうと、お腹の筋肉も使われづらくなりだんだん働きが低下します。

 

お腹の筋肉は呼吸以外でも、良い姿勢を保つために腹圧を安定させるために働いてくれています。

 

人の体は肋骨(あばら骨)の下は骨がなく内臓が収納されているだけで、背中側にある背骨だけで上半身を支える構造になっています。

呼吸が浅い奈良県御所市の男子

つまり体の背面、背骨や腰だけで上半身を支えないといなく、お腹側には支えがないので人はもともと背中が丸まりやすい構造だといえます。

ですが上のイラストの赤丸の部分にある空洞の圧(腹圧)をお腹の筋肉や骨盤底筋などを使い高めることで、その腹圧を支えに使い姿勢を保っています。

 

なのでお腹の筋肉の働きが低下するという事は、腹圧が下がって身体のお腹側の支えがなくなってしまい姿勢が崩れやすくなるという事です。

 

そうなると、背骨周辺(腰周り)の筋肉だけで上半身を支えることになり、腰にかかる負担が大きくなり腰痛を発症しやすくなってしまいます。

 

 

3、大腰筋が硬くなりやすい

腰痛に大きく関係する筋肉に大腰筋という筋肉があります。最近はちょくちょくこの筋肉のことを取り上げてる本や記事が多くなったので名前くらいはご存知かもしれませんね。

呼吸が浅くて腰痛になる原因

この大腰筋は横隔膜とつながっており、呼吸が浅くなることで横隔膜が硬くなってしまうと大腰筋までその影響が伝わります。

 

そして大腰筋が硬くなると骨盤を歪めたり、腰を反らせてしまうために腰に負担がかかりやすくなって腰痛が発症しやすくなってしまうんです。

奈良県葛城市の狭窄症男性

4、自律神経が乱れやすい

呼吸と自律神経は密接な関係で、呼吸が浅くなることで自律神経は乱れやすくなってしまいます。(自律神経とは人が生きていくうえで必要な身体の機能を自動的にコントロールしてくれる神経の事で、交感神経と副交感神経の二つに分けることができます。 交感神経は緊張した時などに優位になる神経で、副交感神経は反対にリラックスした時に優位になる神経です。)

 

ストレスと腰痛が関係時ていると言う事は聞いたことがありませんか?

なぜストレスが腰痛に関係すると言われているかというと、

普段は交感神経と副交感神経が互いに働いてバランスをとっているんですが、ストレスを感じることで交感神経が優位になり、身体が緊張状態のまま保たれてしまいます。

 

そして交感神経が優位の時には痛みに敏感になり感じやすくなるため、腰痛が悪化してしまうんです。

 

さらに人は痛みを感じると、脳からドーパミンと呼ばれる物質を出し痛みを緩和させるよう働きます。これが交感神経が優位の時にはドーパミンが分泌されにくくなるので余計に腰痛を強く感じやすくなります。

 

ストレスの時と同じで、呼吸が浅くなり自律神経が乱れやすくなると、このように腰痛を強く感じやすくなってしまいます。

 

 

まとめ

呼吸と腰痛って全く関係なさそうに思えるかもしれませんが、上記のように呼吸が浅くなることで姿勢が崩れやすくなったり、自律神経が乱れやすくなったりと関係が深いんです。

 

そして数日呼吸が浅いからと言って、腰痛になることはありませんが、呼吸と言うのは無意識でいつもと同じように、習慣に任せて行なっていますよね。

つまり浅い呼吸が癖になってしまっていると、何年もの間呼吸が浅くなっている可能性が高いんです。

 

基本的に腰痛は日常生活の積み重ねで起こっています。何年も呼吸が浅いことで腰に少しずつ負担をかけてしまっていたとしたら、腰痛が出てもおかしくないと思いませんか?ちょっと普段の呼吸を見直してみてくださいね。

 

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記事提供者プロフィール


 

 

かんばし まさとし

 

奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長

 

お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。

その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。

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