筋トレをしても腰痛が取れない6つの理由
腰痛はよく腹筋と背筋が弱いからや、病院なんかで筋肉が落ちているからなんて言われることがあるので、それならとジムなどで筋トレをしはじめたものの一向に良くなっていく気配がない…と悩んでいる方をたまに見かけます。
これってどうしてなのか?
今回は、筋トレをしているのに一向に腰痛が良くなって行かない原因と対策についてお伝えしていきます。
短期間で結果を求めてしまっている
そもそもなんですが、筋肉は運動やトレーニングをおこなったからといってすぐにつくものではありません。
最低でも3ヶ月というのが一般的に言われていますが、3ヶ月続けたから思い描いていた筋肉量がつくわけではなく、ようやく体に変化が現れるといったところです。
多くの場合、腰痛改善のためにジムやトレーニングを中心として生活される方は少ないはずです。それこそ仕事や家庭の用事などで思うようにトレーニングを行えない時もあるはずなので、そう考えるともう少し長期的に考えてもいいくらいです。
また、たまにトレーニングを始めたらすぐに腰痛が良くなったなんて方も確かにいます。ですがこの場合は筋肉がついたからではなく、運動によって固くなっていた筋肉が働くことで血液が巡り腰痛が改善したんです。
ですので、運動することや筋肉をつけること自体がこれからの生活においてプラスになるものなので、短期間で結果を求めるのではなくもう少し長期的な視野で運動自体を楽しむようにしてみてください。
筋肉をつける部分を誤っている
よく言われるのは腰痛は腹筋、背筋をつけましょうということですが、体はそれほど単純ではなく、お尻の筋肉や足の筋肉、同じお腹でも六つに割れる腹筋ではなくその側面や奥にあるお腹の筋肉も腰痛と関係が深いんです。
なので腰痛の原因となる筋肉があなたが今鍛えている部分と違うといったことも多々あります。
また筋肉はバランスも大切で、偏ったところだけトレーニングをおこなったり、もともと強い筋肉だけをさらにトレーニングで鍛えることによって、その筋肉に体が引っ張られ姿勢が崩れたり身体が歪むとさらに腰痛を悪化させる場合もあります。
対策としては、ある程度まんべんなくトレーニングをおこなったり、そういった身体の知識を少し調べて置いたり、身体の専門家の方にアドバイスをもらうのも一つの方法です。
やり方が誤っている
これは結構あるんですが、鍛えようと思っている筋肉は腰痛改善のために間違っていなくて、そのためのトレーニングや筋トレの種目を選んでいるけれど、その筋トレのやり方が間違っている時があります。
と言うのも、筋肉は関節の角度や姿勢で見た目は同じような種目でも鍛えられる筋肉が変わってくるんです。
例えば、
上の二枚の運動の写真は一見同じように見えるかもしれませんが、下の写真の方はお腹を突き出し腰を反らしてしまっています。
こうなると、本来はお尻の筋肉を鍛える運動なのに、身体を反らすことでお尻だけでなく背中や足の筋肉を使って足を後ろに持ち上げてしまうので、お尻の筋肉は思う鍛えられません。
このように、ちょっとした身体の使い方や関節の角度で鍛える場所が違ってくることがあるので気を付けてください。
対策としては、これも専門家の方にしっかり教えていただいたり、インターネットや雑誌などを参考にする場合は、写真やイラストだけでまねるのではなく、しっかりと方法を読んで理解してからおこなうようにしてください。
やり過ぎている
筋肉がつくようにトレーニングしてれば腰痛が治るわけではありません。
スポーツ選手や筋トレを毎日されるような方でも腰痛持ちが多いのは、やはりやり過ぎると筋肉を痛めてしまうからです。
ただこれは長い目で見ていけば、実際にスポーツ選手のように身体を酷使するようなトレーニングをおこなっている方はほとんどいないはずなので、最初はやり過ぎで腰痛が悪化したとしても、筋肉がついてくるころにはやり過ぎでなくなって腰痛が改善していたなんてこともあります。
ですがやはり悪化する場合も多々あるのでやり過ぎには注意し、同じ筋肉だけでなく違う部分の筋肉を鍛えてあげてください。
鍛えた筋肉を普段の生活で使っていない
筋肉を鍛えたからって普段の生活で勝手に使うことができるかっていうとそんなことはありません。
例えば姿勢がいい例で、いくら毎日筋トレをしたからって姿勢が良くならない方は沢山います。
これはせっかく鍛えた筋肉をその鍛える運動にしか使っておらず、普段の生活でいかせていないからです。
腰痛が出るほとんどの原因は普段の日常生活で作られます。その大事な日常生活でせっかく鍛えた筋肉を使わないのはもったいないですよね。
普段の生活から、鍛えた筋肉を使うために姿勢を意識したり、荷物を持ち上げる時なら膝をしっかり曲げたり、荷物を持つときは身体の近くで持つように等々、意識して鍛えた筋肉を使うようにしてください。
筋肉の低下が腰痛の原因ではなかった
正直、当店に整体施術を受けに来られて腰痛が改善されていく方が全員筋肉がついて改善していったか?と言うと決してそんなことはありません。
ほとんどの場合、筋肉がついて改善されたわけではなくて、つまり筋肉をつけなくても腰痛は改善するんです。
腰痛の原因で多いのは筋肉が固くなっていたり身体のバランスが崩れて(身体の歪みともいったりします)痛みを出していることです。
なのでその部分を整えていくことで痛みは改善していくんです。
だからと言って、運動や筋肉を鍛えることをしなくていいというわけではありません。
当然それらもきちんと腰痛を改善するためにプラスに働いてくれるものなので。
ですが、運動をやっているけど一向に腰痛が良くなっていかないという時は一度ご相談ください。
奈良県御所市・葛城市・大和高田市からすぐの慢性腰痛専門整体のHPはこちら
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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