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筋肉が弱いから腰が痛いと言われる本当?

 

筋肉が弱いから腰が痛いと言うのは本当?

 

筋肉が弱って腰が痛い奈良県御所市の男性

慢性の腰痛もちでよく腰が痛くなってしまうけれど、普段ジムなどにも通っていないし筋肉が弱いから腰痛は治らないんだろうか…と悩んでませんか?

 

当店でも時々お客さんに、特に年齢の高い方に聞かれることがあるのが、「筋肉が弱っているから腰や首に痛みがでるんでしょうか?」といったことです。

 

これはたぶん病院や整骨院などにいくと、「筋肉が弱くなっているから痛みがでるんですよ」や「痛みを改善させるために筋トレをしたほうがいいですよ」といったことを言われたことがあるからだと思います。

 

でもこれって本当なんでしょうか?今回は筋肉が弱いと腰痛が出てしまう理由などについてお伝えしていきます。

 

 

筋肉が弱いと腰痛が出やすい?

結論から言ってしまうと、確かに筋肉が弱くなって腰痛がでやすいというのは間違いではありません。

 

ただ、そうなんだ…と言う前に知ってほしいのが、あくまで「でる」じゃなく「でやすい」です。ここが重要です。

 

「筋肉が弱いから腰痛が治らないんですか?」といった質問をされる方のお話をもう少し聞いていると、案外思い違いをされている方も多いです。

 

どういうった思い違いかというと、筋肉が弱く、つまり筋肉自体が細いから痛みがでると思われているんです。

 

ですがそうじゃないんです。

 

 

筋肉の構造

筋肉というのは筋繊維といういくつもの糸のようなものの束で作られています。

 

俗にいう筋肉が強いというのは、この筋繊維の一本一本が太くなっている状態で、弱くなっているのは逆に細くなってしまっている状態です。

 

単純に、細い糸より太い糸のほうが切れにくく、先端に物をくくりつけて持ち上げれば、太い線のほうが重たいものを持ち上げられますよね?

 

これが筋肉が強いといわれる状態です。

 

で大切なのは、筋肉が弱ってこの筋繊維が細くなったから痛みがでるということじゃないんです。

 

 

筋肉が弱いと腰痛がでやすい理由とは

筋肉が弱ると痛みがでやすいといわれるのは、例えば重たい荷物を持つとして、筋肉が弱い状態、つまり筋繊維が細い状態ではその重たい荷物を持ち上げた時に何本か細い筋繊維が切れてしまいます。

 

これが筋肉が強い状態、筋繊維が太い状態なら同じ重たさの荷物でも切れることなく持ち上げることができます。

 

その筋肉が弱く何本か切れた筋繊維が痛みとなってくるんです。

 

なのでいくら細くてもそこに負荷がかからなければ痛みはでません。

 

こう書くと、そういっても私は毎日そんな重たい荷物を持たないし、身体を酷使しているわけでもないのに腰が痛い…と思われる方もいるでしょうが、あなたはいつも筋肉でそのあなたの体を支えているじゃないですか。

 

筋肉は何もものを持つときだけでなく、体を支えたり、関節を動かしたり、歩いたり、こういった時にも使われます。

 

なので弱くなって細くなった筋繊維では、これら当たり前のように行うことにさへ耐えきれずに幾つかの筋繊維が切れてしまい、それによって痛みがでるんです。

 

 

腰痛が出るのは筋肉が弱っている+αがあるから

ただし、基本的には日常生活の動作位で本来は筋繊維をそれほど傷めることはありません。

 

筋肉が弱っている意外にも、プラスアルファの何かが腰痛を発症させやすくしているんです。

 

その「何か」になることが多いのが姿勢です。

 

例えば姿勢が悪く猫背になってしまっていると、まっすぐ立っている時よりも腰にはより多くの負荷がかかってしまいます。

 

本来であれば筋肉が弱っていても、日常生活ぐらいなら耐えれるはずが、姿勢が悪いままで一日過ごしてしまうと、同じように生活していても姿勢が悪い方がより多くの負荷がかかってしまうために筋繊維を傷めて腰痛を発症してしまうことがあります。

 

他にも、運動不足・身体を動かすことが少ないも「何か」に当てはまります。

 

身体を動かすことが少なくなった筋繊維は血液の巡りも悪くなり硬くなってしまいます。

 

輪ゴムをイメージしてもらうとわかりやすいですが、普通に伸び縮みできるゴムよりも、硬くなった輪ゴムって簡単にちぎれてしまいますよね。

 

運動不足の筋肉でも同じようなことが起こり、とても切れやすくなってしまうため、簡単に腰痛が出やすくなってしまうんです。

 

 

筋肉の強弱だけでなく日常生活も見直す

と、ここまで書いてきましたが結局は一般的に言われるように、筋肉が弱っていると痛みがでやすいので、ある程度筋肉は鍛えて上げる必要はあります。

 

あるんですが、弱って細くなっているか痛いとか強くて太くなっているから痛くないとか、そういった単純なことではないと知っておいてください。

 

そうすれば、筋肉隆々のマッチョじゃなくても、普段の姿勢などを気を付けることで、筋繊維にかかる負荷を減らしてあげれば細い筋繊維でも切れずに腰痛がでないといった考えも出てくると思いますし、

 

反対にいくら筋肉を強くして太くしても、それでもその太い筋繊維が切れてしまうような姿勢の悪さによる持続的な負担がかかれば腰痛が出てくるのも想像できると思います。

 

そういったところを理解していないと、せっかく筋肉をつけたのに、普段の姿勢が悪かったりで、腰痛が全然よくならないといったことが起こってきますので。

 

 

まとめ

筋肉が弱っているから腰痛が出るといわれることがありますが、これはあながち間違っていません。

 

その理由は、筋肉が弱っているということは、筋肉を作る筋繊維の一本一本が細くなっているため、非常に切れやすいからです。

 

ですが「筋肉が弱っている・筋繊維が細い=腰痛が出る」わけでなく、あくまで「出やすい状態」ということを知っておいてください。

 

実際に多くの腰痛もちの方は、筋肉が弱っているだけでなく、運動不足や姿勢の悪さなどプラスアルファの要因をもっておられます。

 

なので普段の日常生活や習慣を見直さずに筋肉をいくら鍛えても、腰痛が治らないことがあるので気を付けてくださいね。

 

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記事提供者プロフィール


 

 

かんばし まさとし

 

奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長

 

お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。

その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。

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