頚椎症が楽になった方にしてもらったこと
特に首に負担のかかるようなことはしていないのに、一向に頸椎症が良くなっていかない…と悩んでいませんか?
当店に来られる頸椎症に悩まれるお客さんの中にも、特に日常生活で首に負担のかかるようなことは行っていないんだけど…と悩まれる方は少なくありません。
ですが、そう本人は思っていても、実際には日常生活で首に負担をかけてしまっている人かなり多いです。
前回、当店に来られた頚椎症で腕から首の痛みで寝るのもつらかった方の原因について書いたんですが(まだ読んでない方はこちら)、このお客さんも知らず知らずに日常生活で首に負担をかけてしまっていました。
そこで今回は、このお客さんに日常生活で首に負担をかけないために注意してもらったことについて書いていくので、頚椎症で痛みのある方は参考にしてみてください。
首を反らせる動作は頸椎に負担が大きい
頚椎症や頚椎ヘルニアの場合、日常生活で気をつけていかないといけないのはできるだけ首に負担をかけないようにしていくことです。
ほんとのホントに単純に言うと、首の特に筋肉に負担をかけすぎることで頚椎症や頚椎ヘルニアになってしまっているわけですから。
なのでどんな体操や整体、牽引、電気を当てたりうけるにしろ、普段の日常生活で首に負担がかかりっぱなしだと症状はなかなか改善していきません。
と言っても、首にとって負担になることって言いだすときりがないんですが、特に首に負担のかかる動作としては頭を後ろに反らす動作があります。
なのでまずはこの動作をできるだけ行わないようにお客さんにも意識してもらいました。
知らず知らずに首を反らせていませんか?
でも首を後ろに反らすことって、日常生活でそんなにないように思うかもしれませんが実は落とし穴があるんです。
とくに頚椎症や頚椎ヘルニアになる方って姿勢が悪いことが多いです。
お腹を突き出したり背中が丸まったり、結果として頭の位置が前に出てしまっているんです。
この頭の位置が前に出た状態で正面を向くと首は軽く反った状態になってしまいます。
例えばこれは座っていてもそうなんですが、背中を丸めて正面にあるテレビを見ているとその間首は軽く反った状態になり、そのまま数時間たてば首への負担はかなり大きいものになります。
(上の写真のように頭をグッと起こして正面を向こうとすると、首は反らしたときと同じぐらいカーブが強くなります。)
パソコンを使っているときなんかも同じですね。座る姿勢が悪くて背中を丸めてパソコン作業をしてしまっていると、パソコンの画面を見るために頭を持ち上げた時に、頸椎のカーブが強くなってしまいます。
すると、頭を反らしている意識はなくても、実際には頭を反らしたときと同じくらい頸椎のカーブが強くなるために、首にかかる負担が大きくなってしまいます。
なので姿勢をよくして過ごすってのも大切ですし、先ほど言ったようにデスクワークなどの時にも首を持ちあげるような姿勢をとらないように意識いていただきました。
それによってだんだんと寝れないほど痛だるかった腕や首は少しずつましになっていったんです。
まとめ
当然、そういったことと共に施術も行っていってるので、首を反らさないようにするだけですべてが改善するわけではないんですが、もし頚椎症で腕や肩、首に痛みがあるって方は、こういったことを意識して実践していってみてください。
それによって今よりも同じような生活をしていても、首にかかる負担は軽減するために、頚椎症の症状は減っていくはずですので。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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