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この首の痛みの原因は咳のし過ぎ?

 

この首の痛みの原因は咳のし過ぎ?

 

咳をして首が痛くなった奈良県御所市の女性

最近花粉症がひどくて咳やくしゃみを繰り返していたら、なんだか首に痛みを感じるようになってしまったけれど、これって咳のしずぎが原因?と、疑問に思っていませんか?

 

肩こりのひどい人なんかは、時々首まで痛くなる…なんて人も少なく有りませんが、風邪や花粉症などの時に首が痛くなるといった声もたまに耳にすることがあります。

 

ただでさえ風邪の時や花粉症の時なんかは、体調がすぐれないだけでも辛いのに、首まで痛くなるとたまったもんじゃないですね。そんな首の痛みは咳が原因で起こることがあるのか?

 

今回は咳が首の痛みの原因になるのか?などについてお伝えしていきます。

 

 

咳で首が痛くなる?

風邪や花粉症の時など、咳のし過ぎが原因で首が痛くなるのか?なんですが、結論から言うと、咳のし過ぎは首の痛みを引き起こすことがあります。

 

これは「咳は体にとって大きな負担」と「咳をする瞬間の姿勢」が大きく関わっています。

 

咳は体にとって大きな負担

まず咳というのは思いのほか体には大きな負担のかかるもので、一度「ごほん」と咳をするだけで、2キロカロリーのエネルギーを使うというデータもあるくらいです。

 

カラオケなんかで一曲4分程熱唱して10キロカロリー前後のことを思うと、わずか数秒で2キロカロリーというのは結構なエネルギー消費ですよね。

 

それくらい体にとっては大きな負担で、咳をするときには首にも力が入るように、首周りの筋肉にとっても咳は負担となるわけです。

 

そんな咳を風邪や花粉症の時なんかはもちろん1度で終わることなく、それを何回、何十回と繰り返すわけで、それだけ首の筋肉にも負担がかかり続ければ痛みを出すことも納得できると思います。

 

咳をする瞬間の姿勢

さらに咳をする時には、腹圧が急激に上がるのに対して、体は抵抗を少なくするために瞬間的に前かがみになります。

 

この前かがみになる時、頭も前に出てしまい、一般的に頭が2,5cm前に出る姿勢というのは首に4kg増の負荷がかかると言われており、7,5cmでは12kg増の負担がかかると言われています。

 

咳をするたびに瞬間的とはいえ、前かがみの姿勢になってそれだけの負荷が繰り返し首にかかることによって、首の痛みを起こしてしまうと考えられます。

 

知らず知らず安静の時間が増える

咳が続いているときは知らず知らず、体を動かさずに安静にしている時間が増えてしまいがちです。

 

さらに上記のように咳をする時に急激に上がる腹圧に準備し、猫背になって背中が丸まってしまっていることも少なくありません。

 

こうなると猫背になることで首にかかる負担が増える一方で、体を動かさないことによって血液の巡りが滞ってしまうと、首周りの筋肉にも新鮮な酸素や栄養が届きにくくなり、疲労物質などの老廃物が蓄積してしまうことで、首の痛みを起こしやすくなります。

 

 

首の痛みを起こす咳の予防と対策

咳で首が痛くなった奈良県葛城市の男性

上記のように咳は首の痛みを起こす原因になることがあり 、これは咳をする期間が長ければ長いほど、首に痛みが出る可能性は高まり、悪化してしまいます。

 

もちろん咳によって負担がかかり硬くなった首周りの筋肉をケアして挙げることも大切ですが、同時にできるだけ咳を続かせないことが首の痛みを改善するためにも大切になるため、ここからは咳の対策についてお伝えしていきます。

 

はちみつ入りドリンクやコーヒーを飲む

のどが乾燥してしまっていると咳が出やすくなり、咳によってさらに乾燥するという悪循環がおこるので、温かい飲み物で喉をうるおしましょう。

 

その時のおススメがはちみつ入りのドリンクやコーヒーです。

 

ハチミツには抗炎症作用や抗酸化作用があり、それらが咳の改善に役立つと考えられます。お湯に入れたり紅茶に入れて飲んでみてください。

 

またコーヒーにも咳の予防効果があると言われていて、コーヒーに含まれるカフェインに気管支を拡張する作用や抗炎症作用があるからです。

 

さらに冷たい飲み物よりも温かい飲み物の方が、体も温まり蒸気で喉がうるおされます。

 

生姜を取り入れる

生姜には「ショウガオール」と呼ばれるモノが含まれていて、殺菌力があるといわれています。

 

また、咳の原因となる風邪の時には生姜は体を温めて免疫力を高める力があるので、積極的に取り入れてください。

 

食べ物にかけたり、鍋に入れたり、飲み物に入れる場合はお湯に生姜とはちみつを入れて飲むのがおススメです。

 

こまめに水分補給をする

体が水分不足になるとのどが乾燥して咳は出やすくなってしまいます。

 

なので咳が続いている時には積極的に水分補給をおこなうことで、喉の炎症や咳症状を和らげ、痰(たん)が柔らかくなるので排出しやすくなります。

 

水分補給をするときには冷たいモノは気管が刺激されてしまうため、上記でお伝えしたように温かい飲み物を取り入れるようにしてください。

 

湿度と気温をコントロールする

空気が乾燥していると体内の水分は奪われがちになり咳が出やすくなり、ウィルスや菌などが飛び散りやすいため、適度な湿度を保つことは咳や風邪予防にも大切です。

咳対策としての最適湿度は40〜60%と言われとり、これよりも高ければ結露を招きカビや雑菌が繁殖しやすくなるため、結果的にのどによくありません。

 

気温もあまりにも高いのもだめですが、低すぎても風邪などにはよくありませんし、外気温との温度差が大きくなると喉に刺激が生じるので咳の改善には向きません。

 

寝るときは横向きに寝る

寝ようとすると咳が出て寝にくい…なんて経験を持っている人もいるでしょう。

 

これが自律神経が関係していて、寝るときにはリラックスに時に働く副交感神経が優位になることで、気管や気道は狭く過敏になり咳が出やすくなるんです。

 

なので狭くなった気管を広げるために横向きに寝ると、呼吸が楽になり咳が抑えられやすくなります。

 

そのほかにも背中から頭が高くなるように少し上体を起こして寝ることで、喉に降りてきた鼻水を胃に流れ込みやすくできるため、咳を抑えやすくなります。首にとっても低い枕は負担がかかりやすくなるため、首の痛みを予防するためにも、少しだけ高めの枕がおススメです。

 

首を温める

首には太い血管が通っているため、首を温めてあげることで体の冷えの対策になります。

 

特に首と背中の境目あたりを温めると、気管が開きやすくなり呼吸が楽になり、咳を改善するために役立ちます。

 

首の痛みも首周りを温めて血液の巡りを良くしてあげること、痛みが改善しやすくなります。

 

なので温かいお湯を入れたペットボトルやドライヤー、カイロ、マフラーやネックウォーマーなどで温めてみてください。

 

ただし首の痛みが急に強くなった時には、首周辺で炎症が起こっている可能性が有り、この時に首を温めると痛みが増強することがあるので気を付けてください。

 

室内の換気

寒い季節は、温まった空気が出て行って寒くなるのが嫌で締め切ったままという人も多いでしょう。

 

ですがこうなると室内にはホコリやウィルスなどが閉じ込められたままになるため、やはり咳が出やすい環境になってしまいます。

 

なので咳を改善するためにも時々換気をおこなうようにしてください。

 

きちんと清掃する

部屋にホコリが溜り舞っている状態では咳は悪化する一方です。徹底的に掃除をし、ホコリのない部屋をできるだけキープするようにしましょう。

 

ただし咳の症状がある時に掃除をおこなうと、より咳がひどくなってしまうこともあるため、必ずマスクをして窓を開けて掃除をするようにしてください。

 

うがいやマスクで感染の予防

当たり前ですが、風邪をひいてしまうと咳が出てしまい首の痛みを起こしてしまうことがあります。

 

なので普段から咳の原因となる感染を予防することが大切です。

 

そのために、しっかりうがいをおこなう習慣をつけたり、外に出るときにはマスクを着用するようにしてください。

 

マスクは、周りの人へのエチケットと同時に自分を菌から守り、さらに自分の呼気が循環することで喉に加湿効果を与えることができます。

 

歯をしっかりと磨く

歯と咳とはあまり関係がなさそうですが、意外に深い関係で、口の中の雑菌は寝ている間に増えています。

 

その雑菌が口の中に増えたまま朝食を食べてしまうと、咳のもととなる病原体が体内に侵入しやすくなります。

 

なので咳を改善するためにも、特に就寝前と起きてすぐは歯磨きをしっかりおこなってください。

 

 

長引く咳にはご注意ください

首の痛みの原因にもなる咳ですが、長引いていても「風邪が治っていないのかな」と軽く考えてしまう人も少なくないでしょう。

 

ですが2週間以上続く咳は風邪ではない可能性があります。風邪の原因は80~90%がウイルスで、風邪のウイルスは体内に侵入して増殖しますが、増殖する力が弱いため2週間も生きてられません。

 

なので2週間を過ぎても咳が治まらない場合は、風邪以外の病気の可能性があります。

 

それこそ咳が長引く病気としては、肺がんや結核、間質性肺炎、心不全など重篤な病気の場合もあるため、病院を受診するようにしてください。

 

最近ではそういった重篤な問題でなく、咳が長引く原因で多いのが気管支炎の一歩手前のような状態の咳ぜんそくです。

 

咳ぜんそくは気道の粘膜に常に炎症が起こっている状態で、ホコリはもちろん、湯気、冷たい空気、香り、花粉などちょっとした刺激に敏感に反応して激しい咳が出て、なかなか止まらなくなります。

 

この場合も放置すればするほど、気管支や肺が固くなり気管支ぜんそくへと移行しやすくなるため、早く病院で治療を開始したほうがいいので、やはり咳が長引く場合には病院を受診することをお勧めします。

 

 

空咳にも気を付けて

また、長く続く咳以外にも、痰の絡まない空咳が続いている時にも注意が必要です。

 

熱が出れば風邪などの感染症が疑われますが、熱もほとんどでない時にはクラミジア肺炎や喘息などの疾患が疑われます。

 

喘息なんかは子供に多い病気だという認識を持っている方も少なくないでしょうが、実は最近では大人でも喘息患者は増加傾向にあるといわれています。

 

どちらも重症化するとかなり重篤な症状を発症してしまうことがあるため、空咳が続くときにも病院を受診することをおススメします。

 

 

まとめ

風邪のせいなのか?咳が続いていたら段々と首まで痛くなってきた…なんて人もいることでしょう。これは咳が原因で首の痛みが起こることがあるんです。

 

というのも咳というのは思いのほか、体にとってはとても負担が大きいモノで、首にもその負担がかかってしまうためです。

 

さらに咳の時には急に高まる腹圧に対して体を屈めようとするため、この時頭も一緒に前に出ると、首にはいつもよりも大きな負荷が瞬間的にかかり、これが咳のたびに首に負担がかかってしまうのなら痛くなるのも納得できると思います。

 

このような首の痛みを改善するためにはもちろん咳自体を改善していくことが大切であるため、上記でお伝えした対策を参考に早く体調を整えるように心がけてください。

 

また咳といっても2週間以上続いたり、空咳が続くときには単なる風邪でない可能性もあるため、早めに病院を受診するようにしてくださいね。

 

 

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記事提供者プロフィール


 

 

かんばし まさとし

 

奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長

 

お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。

その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。

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