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MRIで異常がない腰痛の原因はなに?

 

MRIで異常がない腰痛の原因はなに?

 

MRIで異常がない腰痛に悩む奈良県香芝市の男性

腰が痛くて痛くて病院でMRIを撮ってもらったけれど「とくに異常はありません」と言われ、それじゃあ腰痛の原因はなんなの?と悩んでいませんか?

 

長年腰痛が続いている人や、強い腰の痛みで病院でMRIを撮ってもらったものの、異常が見当たらなかったという人は意外に少なくありません。

 

ですが異常なしと言われても、実際に腰は痛いわけでどうしたらいいの?と困ってしまいますよね。

 

そこで今回は、MRIを撮ってみたけれど「異常なし」と言われた腰痛の原因についてお伝えいていきます。

 

 

MRIは腰痛に対して万能ではない

そもそも腰痛を感じて病院へ行かれた人の中で、明らかな異常がMRI検査などで見つかる割合は、たった20~25%だと言われるデータもあります。

 

つまり腰痛の5人のうち1人しか、MRIで異常は発見されないということです。

 

MRIは万能で、どこが痛みの原因なのか確実に見つけられるはずだと思っている方も少なくないでしょう。

 

なので異常がないと言われると、そんなことはないだろとガックリくる人もいるでしょうが、上記のデータのようにMRIを撮れば必ず原因が見つかるというのは幻想なんです。

 

 

異常なしの医師と患者側の認識の違い

でもMRIまで撮って医師に「異常はありません」と言われても、実際には腰痛に悩まされているのに…と落ち込む人もいるでしょうが、実は医師の「異常なし」と患者側の「異常なし」の認識に違いがあることがあります。

 

病院で言われる「異常なし」というのは決して腰痛に対して「どこも悪いところはない」という意味ではなく、一刻を争う重篤な病気や、MRIなどに映る骨の異常、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、大きな筋断裂、命にかかわる病気や、日常生活を脅かす危険のある疾患はないという意味で伝えられていることが非常に多いのです。

 

ですが私たち患者側からしてみれば、病院で言われる「異常なし」というのは「どこも悪いところはありませんよ」と言う意味で受け取ってしまうため、異常がないのにどうしてこんなに腰が痛いんだ…と、悩んでしまうことになるんです。

 

つまりMRIを撮ってみて異常はないと言われても、それはどこも悪いところはありませんという意味でなく、あくまで画像として映る腰痛の原因は見当たらないということにすぎません。

 

 

MRIで異常がない腰痛の痛みの元は?

それじゃあMRIに映らない腰痛の原因とは何なのか?ここからはそれらについてお伝えしていきます。

 

MRIに映らない痛みの元としては、例えば足首を捻って捻挫して靭帯を微少に断裂したり伸ばされたりした場合、靭帯が切れているわけではないのでMRIには異常が映りませんし、

神経も萎縮したり、変性が末期的になっていれば、MRI検査でも判別できなくはないですが、それらの初期の段階においては痛みを発していたとしても画像で判別することは極めて困難です。

 

そしてMRIで異常が見当たらない腰痛の原因となるのは、ほとんどの場合筋肉の問題です。

 

筋肉の微少断裂や硬く緊張してしまった状態などはMRIの画像をみてもわかりません。それらの筋肉の異常がMRIで異常なしと言われる腰痛の原因となっているんです。

 

 

腰の筋肉に異常を起こす原因

そうは言っても重い荷物を持ったり、転倒したりなど腰の筋肉を傷めるようなことは何もしていないけれど…と思う人も多いでしょうが、実際にはそのような覚えのある腰痛の原因というのはまれで、多くの場合あなたの何気ない日常生活に原因が隠されています。

 

そしてその原因も1つであることは非常にまれで、ほとんどはいくつもの単純で小さな腰に負担をかける要因が重なり合って、今あなたが悩まされている腰痛を発症しています。

 

そして腰痛の元となる筋肉に異常を起こさせる原因は様々で、言ってしまえば偏平足なんかも、土踏まずがある状態と比べると腰の筋肉に負担を掛ける原因となります。

 

このように影響の小さな原因や、珍しい原因を上げだすときりがないので、ここからはよくよく目にすることのあるMRIに映らない腰痛の原因となるモノをお伝えしていきます。

 

姿勢の悪さ

姿勢が悪く背中を丸めたり、腰を反ってしまうと、本来の背骨の持つS字カーブが崩れてしまい、頭や上半身の重たさをうまく逃がすことができずに、腰の筋肉に負担がかかりやすくなり腰痛を発症する原因となります。

MRIで異常のない腰痛の原因
腰が痛い奈良県御所市の男性

骨盤の歪み

姿勢と同じように、骨盤が前後に傾いたり左右の高さが変わると、骨盤は背骨の土台となっているため、土台が傾くことでその上に続く背骨のカーブが崩れてしまい、腰の同じ部分に負担がかかり腰痛を発症する原因となります。

MRIで異常のない腰痛の原因

これらは骨の歪みなどと言われることがありますが、それなら骨のことだしMRIで映るんじゃ?と思われる方もいるでしょう。

 

もちろん歪みが大きければ、脊柱後弯症など医師に指摘されることもあります。ですが実際にはそれほど大きく骨が傾いていたり歪んでいることはまれです。

 

食べ過ぎ

食べすぎてしまうと、お腹が大きく膨れるため、そのお腹に引っ張られて重心が前に行き、姿勢が崩れてしまい腰に負担がかかりやすくなります。

 

また、お腹が膨れることで腹圧が保てず、本来であれば骨のないお腹側を腹圧が支えてくれるんですが、その腹圧が弱くなることで上半身を腰骨だけで支えることになり、腰周辺の筋肉に負担がかかり腰痛の原因となります。

 

そして食べ過ぎることで胃や腸が過剰に働くことになるため、胃や腸が硬くなると、その緊張は周囲にある腰の筋肉にも影響を与え、腰周りの筋肉も内臓と一緒に柔軟性をなくしMRIに異常なしの腰痛を起こしやすくなります。

 

運動不足や長時間同じ体勢でいることが多い

普段から運動不足で体を動かすことが減ったり、仕事の内容によっては1日同じ体勢でいることが多くなったり、家にいることが多くなるとじっとしていることが増えてしまうと、筋肉が伸び縮みすることが減ってしまいます。

 

筋肉は伸び縮みすることでポンプのように働き、血液を送る働きを担っていますが、筋肉が伸び縮みすることが減ると血液のめぐりが悪くなってしまい、栄養や酸素が送られず、疲労物質などが滞り自然治癒力が低下し痛みを発症する原因となります。

 

肥満体型

腰は上半身を支える要となる部分であり、体重が増えればそれだけ腰にかかる負担が増えることになり、腰痛を発症する原因となります。

 

また、食べ過ぎの時とお同じように、お腹が出ることで腹圧が保てなかったり、重心が前にいってしまうことも腰痛の原因となります。

 

腰以外の筋肉が硬く緊張している

腰以外でも筋肉が硬く緊張してしまっている状態だと、腰に負担をかけやすくなってしまうことがあります。

 

これもいいだすときりがないので、特によく見られる部分としては、お尻の筋肉と足の筋肉です。

 

お尻や足の筋肉は、上半身の重さを腰だけにかからないように一緒に受け止めてくれるクッションのような働きをしたり、床からの反発力を分散してくれるサスペンションのような働きを担っています。

 

このような働きを担っているお尻や足の筋肉が硬くなってしまうことで、上半身の重みを吸収できず、床からの衝撃も腰に響きやすくなるため、腰にかかる負担が増えて腰痛を発症する原因となります。

 

床に座ることが多い

あぐらにしても、三角座りにしても、横座りにしても、床に座る体勢は骨盤が傾き、背骨のカーブが崩れてしまうために腰に負担が大きモノばかりです。

 

なので座る場合は床ではなく、できるだけ骨盤を立てて腰のカーブを保ったまま、姿勢を正して椅子に座ることを心がけてみてください。

 

ただしやわらかいソファーは、床と同様に骨盤が後ろに傾きやすいため、長時間座り続けないように注意してください。

 

激しい運動のやりすぎ

適度な運動は体中の筋肉が伸び縮みし、血液の巡りがよくなり筋肉の柔軟性が保ちやすくなるため、腰痛予防に効果があります。

 

ですが腰周辺の筋肉の自己治癒力を超えるくらいに、激しい運動で筋肉に負荷をかけ続けていると、筋肉が修復できないために痛みを発症してしまいます。

 

ストレスを抱え込みすぎ

ストレスだけで腰痛になることは少ないかもしれませんが、ストレスは腰痛を悪化させる要因になります。

 

ストレスを多く溜め込んでいるときは自律神経が乱れ、交感神経が優位になり身体が緊張状態のまま保たれてしまいます。

 

そして交感神経が優位の時には痛みに敏感になり、痛みを感じやすくなるため、腰痛が悪化してしまうんです。

 

また人は痛みを感じると、脳からドーパミンと呼ばれる物質を出し痛みを緩和させるよう働きます。これがストレスを抱え込んで交感神経が優位の時にはドーパミンが分泌されにくくなるため、より腰痛を強く感じやすくなるんです。

 

さらに自律神経の乱れは血液の巡りを滞らせてしまうため、自然治癒力を低下させ、MRIで異常が見当たらない腰痛を起こしやすくなる要因になります。

 

お腹やお尻の筋肉を使えていない

お腹やお尻の筋肉は腹圧を安定させるために働いてくれます。

 

このお腹やお尻の筋肉を普段から使えていないと、腹圧が安定せずに、お腹側を支えてくれるものがなくなり、腰骨だけで常に上半身の重たさを支えることになります。

 

なので腰の筋肉に負担がかかりやすくなり、MRIに異常なしの腰痛を発症する原因となります。

 

お酒の飲みすぎ

お酒の飲みすぎによって、アルコールを分解してできるアセトアルデヒドを無毒化するために肝臓が働きすぎることで、炎症が起こり腰痛が出たり、血液が肝臓に集中することで体の血液の巡りが悪くなり、腰痛を起こしやすくなってしまいます。

 

 

MRIで異常がない腰痛を治すためには

MRIで異常がないと言われてしまう腰痛を治すためには、上記でお伝えしたような、腰に負担をかけてしまう要因に自らが気づき、改善していく必要があります。

 

でなければ、いつまでたっても生活の中で腰に負担をかけ続けることになるため、筋肉の微小な傷や硬くなった状態が続いてしまいます。

 

これはMRIに異常があってもなくてもそうですが、あくまで腰痛はあなたの日々の生活の繰り返しの中で作られています。

 

それに気づき行動に起こしてはじめて腰痛が改善に向かっていくんです。

 

 

腰をマッサージするだけでは治らない

MRIで異常なしと言われた腰痛の奈良県葛城市の女性

上記のようにMRIで異常なしといわれる腰痛の多くの原因が筋肉の問題であるなら、腰をグイグイとマッサージすればいいのか?と思う人もいるかもしれませんが、それだけでは不十分であることが多いです。

 

大切なのは、どうして腰痛が起こるほど腰の筋肉が異常をきたしてしまったのか?の部分です。

 

この部分を無視していくら硬くなった腰だけマッサージしたとしても、時間と共にまた腰周りの筋肉は異常を起こし、腰痛が出てきてしまいます。

 

腰痛は病院や整体院、整骨院に行けば勝手に治してくれると思っている人もいるでしょうが、実際はそうでなく、上記のように腰の筋肉に異常をきたす生活習慣を見直したり、骨盤の歪みや関連する筋肉を整えるとともに、その骨や筋肉が再び異常を起こさないようにするために自分自身が変わる必要があります。

 

そうやって、病院や整骨院、整体院に頼りきりになるのでなく、二人三脚で腰痛の改善を目指していくことが、MRIで異常なしといわれるような腰痛を改善するために大切だと考えています。

 

 

まとめ

MRIを撮れば確実に腰痛の原因を発見することができると思っている方は少なくないでしょう。

 

ですが実際にはそれは幻想で、MRIで腰痛の原因を見つけられるのは5人に1人しかいないというデータもあるんです。

 

また医師の「異常なし」というのは「どこも悪いところはない」という意味ではなく、あくまで画像や数値によって現れる日常生活を脅かす危険のある疾患はないという意味です。

 

そしてMRIに映らないほとんどの腰痛の元となるのが筋肉の問題です。

 

上記でお伝えしたような、日常生活でのちょっとした原因がいくつも重なることで、腰周辺の筋肉に微小な傷や硬直を発生させ、MRIに異常がない腰痛が発症してしまうんです。

 

もしMRI検査で異常がないと言われたけれども腰が痛いという場合には、このブログの原因を参考にあなた自身の腰に負担をかけていることを見直し、対策をたててみてください。

 

 

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記事提供者プロフィール


 

 

かんばし まさとし

 

奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長

 

お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。

その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。

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