ウォーキングはなぜ肩こりに効果がある?
3つのメリット
肩こりで悩んでいるあなたは、ウォーキングが改善のために効果的といったことを雑誌やテレビ、ネットで目にしたり、聞いたことありませんか?
聞いたことがあっても、体を動かすことになるしなんだか良さそうなのはわかるけど…
とはいってもなかなか普段時間を作るのも難しいし、家でストレッチをしたり時々マッサージを受けるだけじゃダメなのかな?
このように思ってなかなか行動に踏み出せない方も結構いるはずです。
なので今回はウォーキングが肩こりにもたらしてくれる3つのメリットと、ウォーキングをおこなう際、肩こり改善の効果を高めるポイントをお伝えしていきます。
ウォーキングが肩こりにもたらす3つのメリット
上記のように、ストレッチや体を整えるといったことも肩こりを改善していくうえではとても重要です。
それじゃあウォーキングはしなくてもいいかと言うと、そんなことなくて、ウォーキングでしか得られないメリットもあるんです。
ウォーキングは全身運動になる
肩こりとは簡単に言ってしまうと、肩の筋肉の血液の巡りが悪くなることで発症しています。
これをウォーキングをおこなうことで筋肉を使い血液の巡りを良くして老廃物などをきちんと流すことができるようになります。
それじゃあウォーキングをしなくても、ストレッチや筋トレなどで筋肉を緩めたり動かせばいいのか?って言うと、ストレッチや筋トレの場合はどうしてもおこなう場所に偏りができやすいです。
肩こりであればそれこそ肩周りを中心に、それ以外の部分がどうしてもおろそかになりがちです。
しかし血液というのは心臓から押し出されて全身に巡って行くもので、いくら肩周りの血液が良くなっても、それ以外の場所の血液の巡りが悪いと
肩の血液の巡りもだんだんとまた悪くなってしまいます。
ですがウォーキングの場合は第二の心臓とも言われるふくらはぎや太もも、股関節といった部分も使うことができるために、全身の血液の巡り自体がよくなっていくんです。
また、筋トレなんかはやりすぎてしまったりすると、反対に肩の筋肉に負担をかけることになり血管が細くなってしまうこともあります。
ウォーキングをおこなうと骨盤が安定する
このブログでも何度か書いていますが、背中が丸まったり猫背のまんまで肩こり知らずな体になれると思っている方は少ないはずです。
やはり猫背や姿勢の悪さは普段の生活で肩や首に負担をかけやすくなり、肩こりを起こす原因となります。
その姿勢に大きく関係しているのが骨盤です。骨盤が安定しないとその上につながる背骨も安定しないために姿勢が崩れたり、長時間良い姿勢を保つことが難しくなり肩がこってしまうんです。
ウォーキングを継続することで、骨盤を安定させるために必要なお尻の筋肉や足の筋肉、お腹周りの筋肉を刺激し鍛えられることで姿勢自体が安定して、肩や首にかかる負担を軽減してくれます。
ウォーキングをおこなうことでストレスに強くなる
肩こりはストレスと関連が深いと言うことは耳にしたことがあるかもしれませんが、
これは、ストレスによって筋肉が収縮し血管が収縮すれば血液の巡りが悪くなったり、胃や腸と言った内臓にストレスが影響すると背中を丸めて内臓を保護しようとするために姿勢が崩れてしまったりするためです。
ウォーキングのような一定のリズムで行う運動を行うと、まずβ‐エンドルフィンというホルモンが分泌され、幸福感をもたらします。
次に心地よさをもたらすドーパミン、最後に心を落ち着かせる効果があるセロトニンが分泌されます。
これらのホルモンは、ストレスから脳を守る作用があるんです。
このように、ウォーキングを行うことで、ストレッチや筋トレ、マッサージなどでは得られない効果を得ることができます。
肩こりを治すための効果を上げるウォーキングのポイント
とはいっても、ウォーキングをしているのになかなか肩こりが治っていかなかったり、反対に悪化したという方がいるのも事実です。
これはやはり同じウォーキングでもその「歩き方」によって差が出てきてしまうからです。
ここでは肩こりを治すための効果を上げるウォーキングのポイントについてお伝えしていきます。
つま先と膝の方向に気を付ける
歩いていても肩こりが治っていかない人に多いのが、歩く時の膝の向きが正面を向いていないことです。
膝の向きが内を向いたり外を向いていると、骨盤をゆがめてしまう筋肉を多用するために、せっかくウォーキングをしているにもかかわらず骨盤の歪みをひどくしてしまいます。
なので膝頭の向きをまっすぐにしてください。そのために無理に足を捻ったりせずにつま先の向きを変えてください。
膝頭が内を向いている方はつま先を少し外に向け、膝頭が外を向いてしまっている方は少し内につま先を向けていただくと、膝頭が正面を向いて歩きやすくなります。
お尻で地面をけるイメージで
ウォーキングの際は地面をしっかりとらえることも大切です。
ですがこの時に足首を使って地面を蹴ろうとすると膝が曲がったり、骨盤周りであまり使わない筋肉が出てきます。
なのでお尻で地面を蹴るイメージを持ってもらうと、しっかり下半身全体の筋肉を使うことができ、骨盤も安定しやすくなります。
またお尻の筋肉を使って地面を蹴ることで歩幅もしっかり確保でき、足を擦ったちょこちょこ歩きも予防できます。
内股を少し引き締める
内股の力が抜けてしまっていると、骨盤が前や後ろに傾いてしまい、姿勢が崩れた状態でウォーキングを行うことになるために効果が下がってしまいます。
左右の膝と膝が離れすぎないようにするために、軽く内股の部分に力を入れるようにしてください。
背すじを伸ばす
せっかくのウォーキングも背すじが丸まっていては腰痛になったり、肩周辺のん血液の巡りも悪くなり効果が落ちてしまいます。
しっかり姿勢を正すように背すじを伸ばして歩いてくださいね。
腕は後ろに引くようにする
腕は前に振ってしまうと肩が丸まってしまいやすくなり、肩甲骨が動かないことで肩周辺の血液の巡りが悪くなってしまいます。
また肩が丸まることで頭の位置も前に突っ込み気味になるため、せっかくウォーキングをしているのに、首の筋肉は頭を支えるために必要以上に緊張し肩こりを悪化させてしまうときもあります。
ですので、腕は軽く曲げて肘を後ろに引くようにしてください。
前には腕を後ろに引いた反動でいくだけで、無理に腕を前に振ろうとする必要はありません。
まとめ
ウォーキングだけですべての肩こりが解消されるわけではありませんが、ウォーキングを行うことでしか得られないメリットも存在します。
確かに1日や2日で効果が出るものではないので、時間をしっかり確保しておこなっていこうと思うとなかなか実行できないのもわからなくはないです。
ですが肩こりに限らずウォーキングはこれ以外にも体に様々なメリットをもたらしてくれるので、体を動かすことが少ないと言う方は、上のポイントを参考にして頂き習慣に取り入れていってくださいね。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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