良い姿勢をとるときに陥りやすい間違い
ふとした時に、それこそ仕事に集中していてひと段落ついたときや、スマホのゲームをしていて区切りのついたときなんかに自分の姿勢の悪さを感じることってあると思います。
そんなとき、姿勢を正してみるものの気が付くとまた姿勢が悪くなってしまっているということは多々多々あることだと思います。
どうして良い姿勢が続かないのか?
そもそも良い姿勢だと思っている姿勢がそうでないことが非常に多いんです。
一度、その場で姿勢を正してみてください。
たぶん胸をぐっとはったり、お腹から骨盤を前に突き出したり、背中を反らした方がほとんどだと思います。あなたもそうじゃないですか?
ですが姿勢を正すというのは決して胸を張ったり、背中を反らしたりすることではないんです。
模型を使って説明すると、胸を張ったり背中を反らすというのは骨格で言うと下の写真のように骨盤を前に傾け下腹あたりの背骨を前に突き出し、腰の骨を反らした状態なんです。
そうではなくて、姿勢を正すというのは、
立てた骨盤に、背骨をきちんとのせてあげる姿勢のことを言います。
大事なのでもう一度、良い姿勢とは胸を張ったり背中を反らしたりするのではなく、骨盤に背骨をきちんとのせて上げることなんです。
構造的にいうとそうすることで、変な筋肉を使わなくてすむし、変なところに負担がかからないような構造に人の体はできています。
これを胸を張ろうとしたり背中を反らせようとすると、そうすること自体に体のどこかに力がぐっと入ってしまい、なのでいつまでもその力の入った筋肉を使い続けることはしんどくなってくるので体はいつの間にか力を抜いて姿勢を崩し、気が付くと姿勢がまた悪くなっていたということになるんです。
実際はもう少し複雑ですが、簡単に言えばこういうことです。
なのでまずはそもそも姿勢を正すというのは胸を張ったり、背中を反らしたり、下腹を前に突き出すことではないということを頭に入れてください。
力を入れて姿勢を正そうとするのではなく、上の写真のようにまっすぐ立てた骨盤に背筋を自分の上半身をのせるようにイメージしてもらえると、今までより正しい姿勢に近づけますので。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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