時間のかからない
腰痛を治す方法について考察
腰痛を治したいけれども、歩く時間もなかなか毎日確保することができないし、ストレッチも何十分もおこなうことも大変…と悩んでいませんか?
腰痛を治すためには運動をしたほうがいいと言われたり、本や雑誌で腰痛を改善するための体操やストッレッチなどのっていたりするのでやりたいとは思いながらも、実際にはなかなかそういった事をおこなう時間がとれない人もいるでしょう。
私自身としては全く時間を作ることができないなんて方はそうそういないと考えています。携帯だって見ている時間はあるでしょうし、テレビだって見ている時間はあるでしょうし、仕事が忙しいにしてもなんとか早く終わらせられる工夫をおこなうことだってできるでしょうし。
とは言ったものの中には、本当に1分1秒だって惜しいといった人もいるのは確かでしょう。
なので今回は時間をかけずに腰痛を治すためには?について考察していきます。
時間がないなら体の使い方を変える
もし「腰痛を治したいけれどもどうしても時間を作ることができない」と言われたときに、私が腰痛を治すためのアドバイスをするとしたら「一日の体の使い方を変えてください」と、これしかないと考えています。
体の使い方を変えると言われてもピンとこないと思いますので、もう少し簡単に言えば、
例えば立っているときの姿勢を変えたり、背筋を伸ばして座るようにしたり、荷物を持つときに足を使うようにしたり、歩き方を変えたり、重心の位置を変えたりといった、毎日の生活の作業はそのままで、こういった部分を変えて頂くことが時間をかけずに腰痛を治す方法だと考えています。
立つ姿勢や歩き方を変えると体の使うところというのは変わってきます。
今一度立っていただいて、背中を丸めて立っていただくのと、背筋を伸ばして立つのとでは体の力の入っている部分が違いますよね。
何より背骨の形も背中を丸めて立つのと背すじを伸ばして立つのとでは当然違いますよね。
このように体の使い方を変えて、できるだけ腰に負担をかからないようにすることが大切なんです。
体の使い方を変えるために意識すべきこと
腰痛というのはそもそも簡単に言えば腰に負担がかかってそれが積み重なり発症するものです。
それなら、毎日の生活でできるだけ腰に負担をかけないようにしてあげれば腰痛も出ないし、人の持つ自然治癒力で腰痛が治って行くと言うことです。
と、言うのはとてもとても簡単ですが、そうそう習慣として身についている日常生活の体の使い方を変えるなんてのは難しい事です。
難しいことですが、時間を作らずにとなるとそこを変えなければ何も変わることはないので、腰痛も変化することはありません。
ここからは、腰に負担をかけない体の使い方をするために意識すべきことについてお伝えしていきます。
お腹とお尻に力を入れる
お腹とお尻に力を軽く入れることで腹圧が安定し、腰だけに頼らずに体を支えてくれるもう一つの支えが体の中にできます。
腹圧が安定しないと腰だけで体を支える割合が増えるために、腰にかかる負担が増え腰痛を発症しやすくなります。
歩くときは膝の向きをまっすぐにする
歩くときに膝の向きが内を向いたり外を向いてしまうと、偏った足の筋肉ばかりを使うことになり骨盤が歪み、腰が反ってしまったり丸まってしまい腰に負担がかかりやすくなってしまいます。
膝の向きをまっすぐにすることで、足やお尻の筋肉で骨盤が安定し、腰に負担がかかることを防いでくれます。
腰の背骨のカーブをできるだけ崩さない
背骨の腰の部分はまっすぐではなく、少し前弯にカーブを描いています。
このカーブをできるだけ崩さずに生活することで、腰回りにかかる負担を減らし腰痛を予防することができます。
座るときや立つとき、前かがみになるときなどもこのカーブを意識するようにしてみてください。
足をしっかり使う
多くの人はどうしても面倒なことを避けるために、例えば床の物を拾うときなどに膝を曲げずに腰だけかがめようとします。
そのほかにも顔を洗うときなども、足は伸ばしたままで腰だけかがめていませんか?
こうなるとやはり腰にかかる負担は足を曲げた時よりも大きくなり腰痛を発症しやすくなります。
日常生活を見直すとこのようなついつい腰だけかがめてしまっていることが多いので、しっかり足を使うようにしてください。
同じ体勢でいない
どんなにいい姿勢であっても同じ姿勢で長時間いると同じ筋肉ばかりに負担がかかり、腰痛の原因になります。
どっしりと腰を落として何かせずに、フットワークを軽くちょこまかと体を動かすように意識してみてください。
肩甲骨から動かす
背中が丸まってしまっているのは論外として、肩甲骨が本来の定位置にあっても、日常生活で動くことが少なくなると背中の筋肉が固まりやすく、背中の筋肉は腰まで続いているために腰痛の原因にもなります。
腕を使うときなどは手先や腕だけでなく、肩甲骨から動かすようにイメージしてください。
体をひねる動作を控える
腰は構造上、ひねる動作に強くありません。
足を使うのと重複するところもありますが、体だけひねって何かおこなわずにできるだけ体の正面でおこなえるように意識してください。
寝具を整える
まったく寝ることがないという方はいないでしょう。
体のために時間を作ることができないならばせめて、体を休めて回復させるための時間をできるだけ快適にして自然治癒力を高めるために、枕の高さやマットレスの硬さなど、寝具を自分に合ったものにしていってください。
まとめ
とりあえずパッと浮かぶだけ書いてみました。
当たり前ですが、できれば腰痛を治すためには運動の時間やケアの時間、腰を休ませる時間を作ることにこしたことはありません。
ですが、どうしてもというときには上記のポイントを今の日常生活の中で取り入れ変えていってみてください。
それによって腰痛は今までよりも改善していきますので。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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