椅子から立ち上がる時の腰痛の対処方法
人の身体ってホントにどんなに知識を増やしても底なんて見えないので、私自身今でも日ごろからいろいろな本を読んだり、勉強会へ足を運んだりして知識を増やすよう心がけていますが、たまにお客さんから思わぬ情報や知識を教えていただくことがあります。
今回も先日来店された腰痛のお客さんから一つ教わりました。
なんでもその方は寝起きや椅子から立ち上がる時に腰痛が出るとの事で悩まれていて、「椅子から立ち上がる時は足踏みをしてから立ち上がると痛みが出なくて立ち上がれる」との事でした。
足踏みをしてからだと痛くないって、後々考えると当たり前なんですが、どうして今まで気が付かなかったのだろうとハッとしました。
これね、椅子から立ち上がる時に腰にビッと痛みが走るって方は是非一度試してみてください。
特にデスクワークなどで座ることの多い方。
同じような腰痛でも人によって原因は違うので、すべての方に当てはまるわけではありませんが、とても理にかなっている痛み予防方法ですので。
というのは、このように椅子から立ち上がる時に腰痛がある方って大腰筋といわれる腰からお腹の奥を通る筋肉や、
太ももの筋肉、
これらの筋肉が固くなることで痛みを出している事が多いんです。
もともと固くなってしまっている大腰筋や太ももの筋肉が長時間座ることで血流が悪くなりさらに固くなり、立ち上がる時にその固くなった筋肉が伸ばされるときに腰に痛みを感じたり、
固くなった筋肉に骨盤が引っ張られることで腰痛が出るんです。
これが足踏みをすることで、大腰筋や太ももの筋肉が事前に伸び縮みして固さが緩むので立ち上がろうとした時の腰痛が出にくくなるんです。
この時のポイントとしては、最初は小さく足踏みしていただき少しずつ太ももを高くして、股関節が90度以上曲がるくらいあげていただくことです。背中を丸くしたりあまり悪い姿勢でおこなわないようにしてください。
また、あまり足踏みをしすぎるとかえって立つときに痛みを出す時があるので注意してくださいね。
ただあくまで対処方法でこれだけで腰痛が治るわけではありませんので、しっかり腰痛の原因の方もケアして治していってください。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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