肩の力が抜けなくて肩こりの対処法
子供のころから肩こり症でいつも肩に力が入って、なかなか抜こうとしても抜くことができないと悩んでいませんか?
肩こりが慢性的に続いている方でたまに見るのが、肩に力が常に入っている方。
パソコンや手作業などをしていると肩に力が入ってきて肩が上にあがってしまったり、自分でも力を抜くのが下手だと感じている人もいるはずです。
周りやマッサージ、整体などでも肩の力を抜いたほうがいいですよ、なんてアドバイスをもらった事もあるのでは?
確かに常に力が入っているというのは考えただけでも肩がこりそうですし、実際に肩周辺の筋肉の使い過ぎで肩こりが起こります。
とはいっても、力を抜けって言われて力を抜くようにするのもなかなか難しいですよね。
こういった人は、いくら力を抜こう抜こうと思っていても意識すると余計に力を抜くことができないといったことを、当店に来られるお客さんから聞くことがあります。
そこで今回は肩の力を抜こうと意識しても抜けないという人に、肩の力を抜くための一つの方法をお伝えしていきます。
そもそも人は「意識しない」はできない
肩にしろほかの部分にしろ、力を入れるより脱力するほうが人って難しいんです。
これは意識もそうなんですが、人って意識することはできても意識しないようにすることはできないんです。
これは経験あるかもしれませんが、他人の〇〇さんのことは意識しないようにしようと思っている時点で、〇〇さんのことを意識してしまっているという矛盾がおこってしまいます。
ほかのことに意識を向ける
これは身体でも同じで、なので肩の力を抜こうと思ってもなかなかうまくいかないときはちょっと意識の方向を変えてあげてください。
例えば、肩こりの改善には座るときの姿勢なんかもすごく重要です。
なので、肩の力を抜こう抜こうと思わずに、座る姿勢を正そうとお腹に力を入れたり、骨盤を起こしたり、背中が丸まらないように背すじを伸ばしたりするようにしてみてください。
要は意識を姿勢を正したり、骨盤を起こしたりほかの所にずらすということです。
で、気づいた時に姿勢が崩れたりお腹の力が抜けていたりしないかをチェックする。こうやってあえて肩の事だけを考えないで他の肩がこる原因に目を向けていってください。
さらに言うと、肩の力を抜くためには姿勢が整った状態でなければ難しいんです。
というのは、姿勢が悪くなっていて、背中が丸まって頭の位置が身体より前に出てしまうと、肩から首の筋肉は頭を落とさないために頭をひうっぱろうとします。
つまり頭を落とさないように肩周辺の筋肉に力を入れて働かせるんです。
その状態でいくら力を抜こうと思っても、力を抜くと頭が前に落ちてしまうものだから自然と力が入ってしまいます。
なのでそもそも上半身が乗っかる土台の部分、骨盤であったり腰骨のカーブ、立っていれば足だったり、そういったところがしっかり、簡単に言えば姿勢が整った状態でなければ肩周辺の力を非常に抜きにくくなるんです。
まずはそもそもの土台となる骨盤などに目を向けて正すようにしてみてください。
一度にいくつものところに意識を向けるのってしんどいので、そういったお腹の力や姿勢、骨盤、重心の位置などを意識すればそれだけでも自然と肩の力は抜きやすくなります。
まとめ
身体って、力を入れるよりも力を抜くほうが難しいんです。
力を抜こうと肩周りを意識することでどこかに無駄な力が入ってしまうので。
なので意識する点をずらして、姿勢を正したりお腹に力を入れたり、重心の位置を確かめたりとそういった所を意識してみてください。
肩に力が入っているのが習慣になってしまっている方は、これだけでは肩の力が抜ききれないことがありますが、それでも今までよりは肩の力が抜けますので。
記事提供者プロフィール
かんばし まさとし
奈良県御所市からすぐ神橋筋整体院の院長
お客さんの8割以上が腰痛・首痛で病院や整骨院など、どこに行っても治らなかったという悩みを持ち来店される。
その多くの方が痛いところだけ揉んだり電気を当てたりといったその場だけの治療ではなく、姿勢や痛みの原因となる根本から整えていく独自の施術法で改善し支持を得ている。
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